心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

べらぼう 第23回「我こそは江戸一利者なり」感想

いよいよ吉原から飛び出し、江戸を相手に本格的な勝負に出る蔦重のお話……というか、今回は「果たして本当に日本橋に店を構えられるのか」という話になりそう。
どう考えても鶴屋さんとか全力で妨害してくるだろ、これは。

ここ数回は蔦重の話と幕府の話とが交互に展開してきましたが、前回ラストで田沼意知が正体を明かしたことで、ついに蔦重編と幕府編が連結した文脈に……?
勧誘を受けた蔦重、さあどうする?

スポンサーリンク


おっ。
まあそんな気はしていたけど、蔦重は田沼意知の勧誘をきっぱり断りました。
というか、この蝦夷絡みの話に蔦重が協力するとしたらどのように協力させるつもりだったんですかね、意知。

二代目かぼちゃの親父、普段は穏やかですが一瞬先代譲りの気性の荒さが出ました。
「意知に身請けしてもらえればめちゃくちゃデカい」というのは事実だけど、誰袖花魁は“どこまで”を親父さんにお話ししているのかねえ……。

蔦重、狂歌の指南書が大ブレイク。
青本はこの頃から黄表紙と呼ばれるようになった。時間が経つと表紙が黄色くなるからってのがまた洒落てますね。
蔦重、過密スケジュールの売れっ子です。人呼んで利者……ですか。

久しぶりの長谷川平蔵登場!
なんだかみんな、蔦重に日本橋に店を出せと言いますね……。

なるほどな……。なんだか蔦重を煽てている界隈、裏で蔦重を田沼意知の誘いに、首を縦に振らせるための大きな謀略だったか。
こうなるとやや感情的に反発しているだけの親父、実は調子良く行っている蔦重を守っているムーブか。あくまでも結果的にですが。

うーん……蔦重、ここまで売れっ子になると、逆に吉原に縛られていることがマイナスになりつつあるのね。
日本橋の呉服屋から呼び出しを受けた蔦重。ここにきて西村屋との販路の差が響いてくる。これまでは「江戸でどのくらい売れるか」だったのが、ここからは「日本全国でどのくらい売れるか」のステージですか。

錦絵を自由に売りたいなら、もはや蔦重自身が日本橋に店を出すのが一番早いと。
日本橋にある店」ということ自体が最高のブランドということか……。それだけで日本中に売れていく。
ここで「平賀源内のためにも日本橋に出てほしい」って言われてしまうと効くよな。書で日本を耕す……日本橋に店を出すことが、平賀源内への弔い。

お葬式のシーン、ゴリゴリに吉原への差別が。吉原の人間だってだけでこれなのか。
そういや今年の大河、雨のシーンはほとんどなかった気がします。だからこそ逆に今回の使い方は印象的ですね。
そういや吉原を地位向上も蔦重が背負った夢でしたね。そして瀬川との約束でもある。

まあ「日本橋に移りてえんです」は親父がブチ切れるわな。そしてそれはまあ蔦重も織り込み済みだわな。
吉原で拾われ育った人間が、日本橋に店を持つ。それこそが吉原の地位を引き上げることになる。
これまでの活躍で最高のお抱えメンバーをそろえた蔦重。足りないのは日本橋だけ……。

せっかくフリーになった鶴屋の向かいの場所。
残念なことにその丸屋、耕書堂だけはNGって言ってますけど……。
しかし今週、ほとんど笑いパートなしのバチバチのシリアス回だったなあ。


次回「げにつれなきは日本橋」。
やっぱり味方になると心強いチーム吉原。みんなで日本橋に乗り込むのか、これ?