心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

べらぼう 第22回「小生、酒上不埒にて」感想

今回はヘソを曲げ散らかした恋川春町先生をなんとかする回でしょうか。

しかし先週のラストの春また先生を観ながら「程度はあるけどこういう人いるよな……」なんて。
プライドは高いけど人付き合いは苦手で、そんな具合だから発散できずに心の内で悶々と増幅。
春町先生の場合酒癖が悪いので、飲んだ結果溜め込んでいたそれが大爆発しちゃったけどね。

個人的にはこういうタイプのプライドってあまり良いものではないと思うんですが……まあ生きてて大変だろうな、うん。

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うげえ。花魁・誰袖、逆に脅迫を仕掛ける。
これは田沼意知、面倒なやつに目を付けられたもんですね。
松前藩の抜荷の証拠、無事に掴むことができるのか……。


一方蔦重は、春町先生と絶縁状態になって10日も経過していました。
下手したら自分から命を絶っててもおかしくないんじゃねえかと思うレベルなんですが、そんな春町先生は「屁」という文字を書いた紙を並べていた。これはこれでおかしくなっちゃってはいるね。

そして会ってはくれるのね、春町先生。だけどお仕事依頼に来た蔦重を全否定です。
「俺の言い方が良くなかったかねえ」という蔦重。それはそう。説得しにいって、春町先生の言い分に反論しちゃうのはあんまり良くないよなあ……。

今回のもう一人の主役、この感じは誰袖ちゃんかな?
頭はいいんでしょうけど、なんというか自分の欲望に忠実すぎるんだよね。恋に盲目ってやつですが、そのために手段を選ばない危うさがありますね。

そしてやはりの歌麿である。「これに絵を付けるには春町さんじゃねえとダメだ」と思ってるんだよね、うん。ちゃんと喜三二先生を連れていって説得モード。歌麿が自分の考えで動いているの、いいね……。
なんか春町先生、根本的にプライドは高いのに自分の能力を卑下しすぎている。そして冒頭にも書いたけど、こういう人っているんだよね。そして人生大変そうです。考えすぎちゃうやつだ。

歌麿の説得により、恋川春町復活の兆しです。
屁に囲まれた屍。春町先生、すでに蔦重が思い付いた「皮肉屋の春町」の才覚、早速覚醒!!
吉原を舞台にした作品を作る中で、ちょっと春町先生自身にも変化が生まれている気がします。

今回さあ、誰袖ちゃん本当ダメですって。
「抜荷の証拠がないなら、抜荷をさせてしまえばいい」というパワープレイを提案。
この動機が単純に「田沼意知に惚れているから」ってだけなのが逆にこわいんだって、これ。
そして提案に乗ってしまう意知である。

あっ、クールポコが餅つきしてますよ!
「なぁ〜にぃ〜!?」って本人達に言わせないのかよ。

こうやっていると、随分仲間が増えましたね蔦重。
そして、やはり春町先生が人として成長していてなんだか心があったけぇです。
先週と同じように屁をテーマにしたシーンを被せてきたけど、そこに込められたものが先週とは正反対なのはエモいですね。ほぼ同じ構図のシーンなのに、春町先生の心持ちは真逆なんだ。
すっかり敏腕プロデューサーだなあ、蔦重。


ラストで蔦重と田沼意知を出会わせるか、脚本。
そして田沼政治の内側に蔦重を巻き込もうとするのか……。ここに平賀源内の名前を出してくるのが悩ましい。これは蔦重の心も揺れそうです。


次回「我こそは江戸一利者なり」。
蔦重、日本橋に店を構えるべく動き出す!
一方で蝦夷地を巡る政治の話はどうなっていくんでしょうか……。