心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

かみのやま温泉一泊旅行・2日目

朝は6時ちょっと前に起床し、朝風呂。
チェックイン時に、自分の他に男性の宿泊客が1名だけで女性がいないので、女性の風呂も利用していいですよ……と言われたのですが、まあそんなこと言われても男性用が空いてますからね。



ということで、お風呂の写真だけ撮らせていただきました。女性用の方も結晶がすごい。
かみのやま温泉の泉質としては硫黄臭なども少なく、透明なクセの少ないタイプ。それでもこうして結晶化するんだから、ガッツリ色々な成分は含まれているんでしょうなあ。
熱めの温度でしっかり目覚め、部屋に戻ったら窓を開けて。昨日とは一転天気も良く、窓際で鳥の声を聞きながら涼みながらのんびりした朝。

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朝食はすっげえ酸っぱくてしょっぱい梅干しが特筆すべきもので、梅干しの原理主義みたいなやつでした。こういうのでいいんだよな、梅干しは。最近はハチミツ入ってたり食べやすい方向の梅干ししか売っていないから……。

チェックアウトを済ませたら、帰る前に上山城の見学へ。
9時オープンなので、その前に和菓子店「中條屋」で天ぷら饅頭なるものを食べようと思ったのですが、これから揚げるため20分ほどかかるとのこと。
断念して通常の中條饅頭を2つ購入し、お城そばのベンチで景色を眺めながら食べまして……。



さらにお城のすぐ横に足湯があったので、浸かりながらのんびり9時を待ちます。



現在の上山城、昭和57年に建てられたものであり、内部は郷土資料館となっています。エレベーターで4階まで上がれるお城。
古代の土器から戦国期、そして戊辰戦争……という感じで、上山の歴史を網羅。周囲の自然についても触れていたり、ほとんど博物館。
江戸期の上山藩、藩主がどんどん入れ替わるものでなかなか大変な気がしました。松平〜蒲生〜土岐〜金森〜松平。最後の松平は10代続きますが、他は1代〜2代で次の家に入れ替わる感じでなんとも。領民もこうポンポン殿様が変わるの、どういう感覚だったんでしょうかね。

ということで2日目はあっさり。
あとは帰りも乗り換えとなる山形駅でお土産を買ったりして、のんびり帰宅。


今回もいい旅でした。

振り返ってみると、かみのやま温泉はそこに住む人々の暮らしと観光地としての姿がハイブリッドな場所だったと思います。
図書館が入っている市民センターみたいなものがあったり、観光客向けというよりも地元民向けの飲食店もかなり多い印象。到着直後にチャーシューメンを食べた清来軒はまさにそんなお店で、自分以外のお客さんは全て常連さんっぽかったです。

一方で観光地・温泉地としての側面はちゃんとあって、武家屋敷の近くには若い観光客向けのようなおしゃれなカフェがいくつかあったりして。
だけどその武家屋敷の近くには小学校があり、そもそも武家屋敷のうち一つは放課後の小学生のために使われていたりもする様子。
足湯や公共浴場は地元民、観光客共に利用するスペースであり、自分的にはいい意味でその場所に暮らす人たちの日常と温泉地としての姿がシームレスに繋がっているような気がしました。だからこそ自分のような外からのお客さんは、地元の人たちに迷惑をかけないように旅を楽しまないといかんなあと再確認したりね。


次はどこに行こうかな。
改めて電車の路線図を見ると山形は交通アクセスが非常に良いのです。
山形駅やその手前の羽前千歳からの乗り換えで、かなりいろんな観光地へと繋がっています。これは次回も山形県かもなあ。