心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

想い出のラーメン達

今週のお題「ラーメン」

これまたなんだか書くネタがないので、今週のお題からラーメンについて書きましょう。
このブログでもかなりラーメンについては書いてきましたが、そうした過去の記事を振り返ると既に閉店してしまったお店もかなりあります。
その中には本当に美味かったお店も多々あり、今回はそんな想い出の中にだけ残るラーメン達を振り返ってみようかなと思います。
手前味噌ですが、ここ10年ほどの仙台ラーメン現代史を振り返る一助になるんじゃないかと。なるといいなあ。

しかし、こうして10年以上もコツコツとブログを書いていると、過去の自分が書いた記事が恥ずかしいというか、むず痒くなりますね。
いまはこうして「ですます調」で書くのがデフォルトですが、若い頃は「である調」でした。若さゆえの強さだったのかもな……。

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麺匠いちず

ここはマジで美味しかった記憶があります。

いわゆる無化調ラーメンのお店で、こだわり抜かれたスープも麺も具材も全部凄まじく美味しかったんですが……たしかオープンしてから2年とか、そのくらいで閉店してしまったので自分が食べられたのも数回ほどのはず。
おそらく、ラーメンを食べて初めて感動したんじゃないかな。そんな想い出ラーメンの筆頭。

麺屋誠和

かつて荒町に存在した、味噌ラーメンの名店。

こちらは自分が1度食べたあと、しばらくして閉店してしまったので食べられたのもその1回限り。
それでも、当時ブログで書いたように「何かすごいものを食べた」と感じるような、深い味だった覚えがあります。
ストイックそうな店主さんだった記憶もありますね。ラーメンと真摯に向き合ってきたんだろうなっていうのが滲み出るような感じで、それはラーメンの美味しさにも出ていたかも。

志のぶ本店

仙台の老舗中華そば屋さん。現在はこの本店が閉店してしまったものの、二十人町に志のぶ支店がありますね。今度行ってみようかな。

いわゆる昔ながらの中華そば系だったはず。お店の前は、中華そば屋さん独特の醤油とスープの出汁の混じった香りみたいなのがいつもしていたような、そんな想い出。
この時食べたメンマラーメンは文字通りメンマがぎっしりで、ビジュアル的なインパクトも結構すごかったです。
毎日食べても飽きない系だったと思います。そういう日常に溶け込む系ラーメン。

ラーメンハウスれんぼー

ここはすぐ近くに高校があるので、学生に大人気のお店だったはず。偶然自分が行った時間帯は空いていましたが。


2回ほど記事にしているようですが、ここはラーメンよりもチャーハンの美味しさに感動したみたいです、当時の自分。
学生メインだし、麺類+サイドメニューでお腹いっぱい食べさせるっていうスタイルだったのかも。
店主さんも優しそうな方だった気がします。

麺屋 志(もと)

ここもすっげえ美味かったなあ。美味かったので閉店の事実は、当時結構ショックでした。


「閉店した」ということで記事を書くくらい好きでした。
旭川系?の流れを汲む醤油ラーメンは、背脂の甘みとコクが効いていてパンチがありつつもホッとする味わい。寒い日に美味しかった記憶です。
復活するならまた食べたいラーメン屋マイベストかも。

サバ6製麺

サバ節の出汁を引っ提げてオープンしたお店でした。
実は全国展開していたみたいなんですが、どうやらその事業拡大が上手くいかなくて順調に縮小していった様子。
そんなわけで仙台のサバ6製麺所も、割とあっという間に閉店していった記憶があります。

割と好きなタイプだったんですが。
当時も書いていたように、スープが魚介系になった版の麺屋志のような佇まいがあり、要するに自分のストライクゾーンに入っているタイプでした。

にぼ銀

青森県生まれの店主さんがお送りする、煮干し全開のご当地ラーメンのお店。

ここに関してはややネガティヴな話題。
ラーメンそのものの味よりも、お店のオペレーションやら何やらそれ以外に問題があった気がします、このお店は。
冷静に振り返ると煮干し全開の「銀」と、バランスよくスッキリ系で仕上げた「金」があったわけで……その「金」の方なら当時の煮干しスープブームの中でも、自然に受け入れられたとは思うんですね。
それでも閉店したの、やっぱり味以外が……と思わなくもないです。

麺屋一期

「にぼ銀」同様に電力ビル地下にあったお店。オシャレな感じの、若者向けっぽいお店でした。

ラーメンも洒落ていて、一本の長いメンマとか海老のソースを溶かして味変とか、現代的というか。麺にもほうれん草が練り込んであって、緑色だったらしい。
仙台市街地中心部ということもあり、メインターゲットも近くで働く若者って感じだったのかな。美味いは美味いけど、ちょっと特殊で普段使いする系のラーメンでもなかったのが長続きしなかった理由……なのかも。
ちなみにこの「麺屋一期」があった場所、この前もラーメン屋。そして一期閉店後に入ったテナントもラーメン屋で、さらにそれも閉店していたりします。うーむ。

路地製麺

五橋駅近く、松屋から少し奥まったところに数軒飲食店があるんですが、そこにあったお店。

このお店、食べた当時は非常に感想に困った覚えがあります。
スープ……美味い。麺……美味い。具材……こだわりを感じる、これも美味い。
だけど一杯のラーメンとして見た時に一体感がない。
「なんでこれがこうなる……?」みたいに、よく分からなくなった記憶。
それぞれが突出して美味いだけでは、ラーメンという「一杯の料理」として手放しで美味いわけではないんだなあという知見を得たお店でした。

越後拉麺はなび

新潟県は長岡のご当地ラーメン、生姜醤油ラーメンのお店。

ここ美味かったんですが、なんか妙に食事のルールが厳しかった記憶がありまして。
カウンター席には色々注意書きがあり、ちょっとだけラーメンの鬼・佐野実氏を思い出したりしました。なんかそれで雰囲気的に美味しく食べられなくなっちゃったような……まあ、これ勝手な思い込みだとは思うんですけどね。
背脂乗せも食べたかったんですが、そのうち食べようと思っているうちに閉店してしまいました。悲しい。

酔麺

アーケードにあった、朝ラーメンも提供していたお店。

とりあえず朝ラーメンに関してはコスパがとんでもないことになっており、無料のライスが付いてラーメンが500円。
味は良くも悪くも普通という感想でした。逆にあまりに普通すぎたのがよくなかったのか。
あとたまたま自分が食べた時だけの話かもしれないけど、麺の茹で具合が硬すぎてなあ……。

まだまだあるけど

これ以外にも閉店してしまったラーメン屋さんについて書いた記事はまだあります。
こうやって振り返ると、ラーメン業界の入れ替わりの激しさ、そしてこの業界の厳しさがよく分かるというもの。
「志のぶ 本店」のように、おそらく店主の高齢化や後継者の問題で閉店したと思われるものは別として、オープンしたものの2年保たずに閉店したようなお店も結構多いです。

あとは価格。昔はラーメン1杯750円とかで食べられたんだなあって結構しみじみと噛み締めていたり。今はラーメンにライスとか付けると当たり前のように1000円超えちゃいますからね。
この物価高は落ち着くことがあるんでしょうか。一度上がった価格って、なかなか下がらないものですし……。

行ったことがないけど食べてみたいラーメン屋さんはまだまだたくさんあります。
これからもラーメンのことは書いていきますよ。