心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ハヤシライスの由来

我が家は母親がハヤシライスを好んでいなかったため、一切食卓に出ることなく育ってきた、そんな私です。

ってことでレトルトのハヤシライス、買ってきて食べてみました。
牛肉と玉ねぎのデミグラスソース煮が白いご飯にかかったやつ。食べてみると普通に美味いですわね。

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食べながら「今度は洋食店でハヤシライス注文してみるか……」と思いつつ食べながら、ふと頭をもたげた疑問が。

ハヤシライスの「ハヤシ」ってなによ?
……ということでWikipediaさんを見てみることに。

英語の省略説

1個目はこれ。
「ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス」や「ハッシュド・アンド・ライス」が「ハッシ・ライス」になり、さらにそれが訛り「ハヤシライス」になった……という説。

ありそうですね、このパターン。
他にも明治時代ころの古語で、こまかく切ることを指す「はやす」という動詞があったそうで。
その「はやす」と「ハッシュ」の音の類似性から「はやし肉」という言葉が発生、そのまま「ハヤシライス」へと繋がっていった……なんていう話もあるみたいです。

ハヤシライスの発案者の名前説

早矢仕有的(はやし ゆうてき)氏が作ったことから、氏の名前をとって「ハヤシライス」となった……という説。早矢仕有的さんは丸善の創業者だそうです。
丸善というと書店のイメージが強いですが、医師であった早矢仕氏が、自分のまかない的に食べていた肉と野菜のごった煮を患者にも振る舞ったのがルーツ……だとかなんとか。
この早矢仕有的説は『丸善百年史』にも載せられているようで、現在も丸善カフェなどで「早矢仕ライス」として提供されているみたいです。ちょっと食べてみたい。

他にも洋食店のコック「林」さんが考案したのでハヤシライス……とか、はたまた某洋食店の常連さんが「カレー粉抜きのカレーライス」をいつも注文していて、それが林さんだったので「林さんのカレーライス」……転じて「ハヤシライス」だとか。

とりあえずちゃんとしたハヤシライス食べたいね

早矢仕有的氏が作っていたのは普通に醤油や味噌での味付けだったのでは……とか、ハヤシライスについてWikipediaで読むだけでも結構読み応えがあって面白かったです。

それはそうと、一回ちゃんとお店で食べたいなあという気持ちが高まりました。レトルトはレトルトで美味しかったですが、具は少なめだし粘度も低めですし。
せっかくだからゴロッと牛肉が入った、こってりしたハヤシライスを食べてみたいものです。仙台だとどこが美味しいのかな?