前から行ってみたいと思っていた「鰻の成瀬」に行ってきました。
全国展開している「高級食材である鰻を身近に」をコンセプトにした、鰻重のお店です。

注文のスタイルはこれから詳しく書きますが、このご飯が隠れるくらいしっかりしたボリュームの鰻が乗った鰻重が2200円。
味もちゃんと美味しく、この価格はかなりリーズナブルです。
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「鰻の成瀬」では、鰻自体のレベル・鰻の量の2種類を選択式。
まず鰻は並・上・特上の3段階。ざっくり上になるほど脂が乗っているという感じでしょうか。
そして鰻の量は梅・竹・松で多くなります。梅が半尾、竹が3/4、松が1尾だったと思います。
今回は脂控えめ、あっさり楽しめる「並」をボリュームは「竹」で。
「並の竹をお願いします」という感じで注文します。
店内はそこまで混んでいなかったものの、店員さんが少なかったのかオペレーションがなんだかゆっくり。鰻重が到着したのは、お店に入ってから大体30分後くらいでしょうか。
鰻重のお店として考えたら決して遅いというわけではないですが、一方でチェーン店としては微妙な感じ。注文前に、そもそも席に案内してもらえるまでに10分ほどかかっていたので……うーん。
ともかく味は普通に美味しいです。スーパーで購入するような鰻と比較すると別格に美味しいと思います。
昨年食べた「開盛庵」さんの鰻重を思い出して比較するとさすがに焼き目の香ばしさや鰻そのものの美味しさ、そしてお吸い物が肝吸いか否かの差などで見劣りしますが、そもそも「鰻の成瀬」さん側がそうした鰻の老舗をリスペクトした上で「それとは異なる立ち位置」としてお店を展開しているため、これで正しいのだと考えられます。
というか、この量・クオリティの鰻重が2200円で食べられるというのがすごいことですよね、やはり。
成瀬に関しては、地味にネギとワサビがデフォルトで付いてくるのがちょっと嬉しいのですね。
これらをちょいっと付けて食べるだけで味に変化が生まれますし、追加メニューで出汁も注文できます。これで後半はひつまぶし風に〆ることもできますね。
という感じで鰻重そのものは大満足だったんですが、問題はオペレーションでしょうか。これに関しては自分が行った時・店舗固有の問題かもしれませんが……。
カウンター席は全て空いていて、テーブル席も2席ほど空いている状態に入店したところでお店入り口でしばらく待たされたのは、さすがにどうなのかな?と思いました。そもそもホールの店員さんは終始1人だけでしたし、普通に夕食時の時間帯だったのでこの辺はちょっといただけないなあと思いました。
店員さん自体は丁寧でいい接客をしてくれただけにちょっと残念。
とにかくコスパ抜群の鰻重が楽しめるお店。
一番安い並・梅で注文すれば、1600円で鰻重を楽しめてしまうのは、こちらが「この値段でいいのか……?」と思っちゃうくらいですね。
時間がある時にちょっと贅沢なご飯を食べるなら、普通に選択肢の一つです。現在進行形のお仕事忙しい期間が終わったらまた行こうかな。