先日、居酒屋時代の同僚から「ウイスキーの飲み比べとかしたいんだけど」という連絡がきまして。
さらに「5000〜10000円くらいで買える、自宅で飲む用の少し本格的なウイスキーが欲しい」とも。
オーケー、いいでしょう。
そういうことなら実際に飲み比べをしてもらってある程度好みを絞り、その上で銘柄を提案しよう……ということになりました。
1月の中旬頃に、そんなウイスキーのカウンセリングを行う予定です。
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話を聞く限り、この知人はウイスキーに関してはほとんど素人です。「1000円台のウイスキーしか飲まない」とか言ってたし。というか普段は日本酒とかを好んで飲んでいた記憶があります。
そして、ここが逆に色々と難しくしていたりします。
はじめからすごく良いウイスキーを飲んでも、その味の凄さが分からない可能性が高い。
ウイスキーに関しては「後天的味覚」とされ、何度も繰り返し飲むことによる経験値があってはじめて「美味い」と思えるようになるものとされています。
加えて飲み比べをした後で、自宅用に1本選ぶつもりだというなら値段もそうですが、一般的に酒屋で買えるような銘柄である必要もありますね。
「好みを探る」以前の段階でも結構考えることはあったりします。
本題の好みの方も、どこから探るか悩み中。
クセのあるタイプか、それともクセのない飲みやすいタイプかを探るのか。
あるいはバーボン樽熟成か、シェリー樽熟成かを探るのか。
これらはいわゆるポジショニングマップみたいになっており、実際には「バーボン樽熟成の飲みやすいタイプ」とか「シェリー樽熟成でクセのあるスモーキータイプ」とかになってきますし、さらにその度合いも銘柄によって千差万別です。
というか「バーボン・シェリーのどちらの樽も使用していて、ほんのりスモーキー」みたいなものもありますから。
ウイスキーの度数も高く、1杯あたりの価格もそれなりにするので一度の機会にそれほど多くは飲めないはず。はてさて、どう攻めるか……。
実際のところは実際にバーに行って、マスターに相談しながら決めてみようと思っています。
行きつけのバーでは「ウイスキー飲み比べセット」というのをやっていて、通常の半分量である15ccで2種類を飲み比べで提供してくれるんですよね。自分はこれを頼んだことはないんですが、今回の知人の場合はドンピシャで需要があるやつです。
ざっくり市場価格と手に入れるのが比較的容易な銘柄の中から考えて、何となく買ってもらうならこれかなあ……という銘柄はピックアップしてはいます。
バーボン樽ならグレンモーレンジ12年。先日リニューアルされて10年から12年に熟成年数がアップした銘柄です。
じっくりストレートやロックで飲んでも深みが出たでしょうし、モーレンジはハイボールで美味い銘柄なので自宅飲みのバリエーションも付いてよさそう。自分はリニューアル後のモーレンジをまだ飲んでいないので、これを機にバーで自分も飲んでみようかなと思ったりしています。
シェリー樽なら……ちょっと悩むけどグレンドロナック12年でしょうか。
そもそもシェリー樽熟成のウイスキーが比較的高価な中で、価格も抑えめかつ流通も比較的安定していると思われるボトル。
シェリー樽ならグランファークラスも候補に上がってきますが、若いファークラスは若干飲みにくいニュアンスを個人的には拾います。
シェリー樽の時点でその味わいは重ためですが、そんなシェリー樽でも入門編ならドロナックあたりがちょうど良い気がする。
で、クセ強スモーキー系なら無難にボウモア12年か。
強すぎないピート感(これでも初心者からすると相当スモーキーでしょうけど)、いわゆるアイラウイスキー入門ならボウモアかなあと個人的には思います。
慣れてくるとその奥のシェリー樽を拾えるようになるはずなので、シェリーが苦手ならその辺がネック。
そうなるとバーボン樽軸のラフロイグになるか……と思うものの、ラフロイグに関してはクセの極致ですから迷います。メーカーが打ち出している商品のコンセプトが「LOVE or HATE」、つまり「好きか嫌いか」ですからね。
ここまで書いてきて思い付いたけど、ちょうど良いのはタリスカー10年かもしれません。ボウモアよりは強いけどラフロイグほど強烈ではないピート感。価格も相対的にかなり手を出しやすい方で、蒸留所が公式でハイボールで飲むことも勧めている銘柄。家飲みでも活躍しそう。
とりあえずグレンモーレンジ・グレンドロナック・タリスカーあたりを飲んでもらおうかなと考えていますが、まあこの辺は実際にバーに行ってからマスターと相談しながら決めてもらうのが一番でしょう。
自分はあまり口を出しすぎないようにしつつ、横でのんびりジンフィズでも飲みながらその様子を眺めて楽しむ予定です。
