東京にある、宮城県が資金を出して運営されていたアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」。
費用対効果が合わないという理由で県が閉店を決めるものの、実際に店舗を運営していた県物産振興協会は移転オープンを決定。当然ながら県から資金は出ないので、この度クラウドファンディングが開始されました。
以下TBCテレビさんのページから引用。
宮城県が閉店を決め来年1月に別の場所で後継店をオープンする東京のアンテナショップが、店の存続にかかる費用を集めるクラウドファンディングを11月5日から始めました。
クラウドファンディングを始めたのは、宮城のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」です。この店は、東京の東池袋で営業を続けていましたが、店を設置する県が「費用対効果が合わない」として12月15日に閉店させることを決めました。しかし、お笑いコンビのサンドウィッチマンがラジオで言及するなど、存続を求める声が多く寄せられたことから店を運営する県物産振興協会が来年1月に日本橋茅場町に後継の店をオープンさせることを決めています。この後継店は、仮設の店舗で2026年3月までしか営業できないことから、クラウドファンディングではその後、別の場所で営業するための費用を募っています。目標額は2000万円で期間は12月27日までです。
アンテナショップ、そもそもが利益を追求するというよりも出店している県の広報活動の一環という要素もあると思います。
「費用対効果が合わない」という理由で閉店させることが、そもそも県のマイナスイメージにも繋がるような気がするんですが。
宮城県の村井知事、コロナ禍の最中もそうでしたが考え方はかなり経済重視な人だと思います。
まだ早いんじゃないか……?と思うようなタイミングで、県外からの観光客を招くような政策を打ち出したりしていた記憶がありますね。
とにかくドライに判断するというか、良くも悪くも数字を見る人という印象。
今回のアンテナショップ閉店に、知事がどの程度具体的に関わっているのかは分からないですが、出店・経営を続けていくコストに対して店舗収入・さらに店舗を出店することによる宮城県への観光客流入等のメリットが薄いという判断になったということでしょうね。「費用対効果が合わない」ってはっきり書いてますし。
ただ、こういう出店は根本的に「黒字にならなくても続ける」類のものだと個人的には思っていて。要するに赤字でも、そもそも広告費なので続けるようなイメージがあります。
今の店舗は家賃が結構エグいらしいのですが、だったら県主導で少し箱の小さい店舗に移転してリニューアルとかをしても良かったのでは?と思ったりします。
結果的には移転オープンになっていますが、県はハシゴを外してしまい県物産振興協会と、存続を望む人たちによっての存続。ちょっと後味は悪いですよね。
「宮城県としてはアンテナショップを見限った」という形ですから、個人的には非常に残念です。
こうなったら移転先で大繁盛でもして、宮城県に「打ち切らなきゃ良かった」と思わせるような明るい復讐劇に期待したいですね。宮城県は魚も美味しいし、名物の牛タンや仙台牛もあり、日本酒やワインも豊富。ニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所もありますね。とにかく食が豊かです。
東京にお住まいの方にはぜひ色々食べてほしいなあと思います。