心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【松屋】新ビーフカレーを実食

じわじわとメニュー切り替えと共に単価を上げている松屋。個人的にはこの新メニューと入れ替えることでの実質的な価格上昇ってやり方には良いイメージがないんですけどね。
今回は年明けと共に登場したビーフカレー、680円。今までのオリジナルカレーが480円であることを考えると、結構エグい値段の上がり方だと思う。
これは2019年の創業ビーフカレーからのバージョンアップ版みたいですね。

おそらく今までのカレーから、レギュラーメニューがこのカレーに切り替わるんだと思いますが……正直、牛丼屋のカレーがトッピングなしで680円は日常的に頼むにはキツくない……?
まあそれはそれとして味の感想にいきましょうか。

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しれっと2019年の創業ビーフカレーも当時食べていたんだけど、当時の感想を思い出すと「まあ美味えけど、松屋の持ち味であるスパイシー感かなり消えたな……」という感じ。
とにかく煮崩れるくらいにしっかり煮込まれた牛肉の旨みマックスのベクトルに舵を切っていて、もはや別モノと化していた印象が残っていました。

それを踏まえて今回のビーフカレー
感覚で言うと、そんな以前の創業ビーフカレーとスパイシー路線のカレーとの中間くらいに着地しています。
相変わらず崩れるほどにじっくり煮込まれた牛肉の旨み。そして後半にスパイシー感はほんのり感じる仕上がり。好みの話にはなるけど、創業ビーフカレーよりはだいぶ好きですね。
バランスの良い誰が食べても美味しいタイプのカレーって感じでしょうか。


松屋って本来バチバチにエッジの効いたメニューが持ち味だったと思うんですよ。それこそ他社より明確に辛かったスパイシーインド路線のカレーとか、ニンニクがものすごく効いた期間限定メニューとかね。トマトカレーとか最たる例。
そういう松屋が万人受けというか、なんというかそういうトガった牙を失ったように感じた数年前から、その感じは今も変わっていないように思います。
今回のカレーもスパイシー感はある……と書いたけど、正直なところすき家のカレーの方がスパイシーだと思う。
とにかく攻めの松屋という自分の中の松屋像、もう戻ってくることはないんかな……と思いました(シュクメルリ定食みたいなイレギュラーはあるけど)。
牛めしの味は好きだからたまに食べるけど、明らかに以前より食事で松屋を選ぶことが減っている実感がある。松屋懐古厨になっちまっているのかもしれませんね、自分。