心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

鎌倉殿の13人 第28回「名刀の主」感想

今回タイトルの「名刀」は何かのメタファーなんでしょうか。
梶原景時」という刀の主人である源頼家なのか。それとも梶原景時が名刀の主なのか……もしかして善児が名刀で、それを上手く使いこなせていた景時が主ってこと?

Amazon眺めてたら見つかった梶原Tシャツはなかなかシュール。梶原姓の方、もしよかったら1枚いかがでしょう……ってことで、ドラマの方はもう梶原景時の変起きるのかぁ……。

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13人による評議、開幕からグズグズすぎて義時と景時が絶望してますねこれ。まともなのは八田さんと、司会ポジションの大江広元と数人くらい。半分近い人数が必要ないな……。
結局ほぼ全員が鎌倉のためではなく、私欲で動いちゃっているのがなんとも。そりゃ梶原殿もキレるよ。

一方で若さに溢れる頼家くん。
なんか学校の風紀委員みたいなノリですね。まあ現状は害もないので勝手にどうぞって感じか。

ストーリー的には突然出てきた、政子の次女・三幡。亡くなったというエピソードで登場は悲しいっすね……。この話をわざわざ差し込むのはどういうことなんだろう。間接的に北条側の勢力の弱まりを表しているんですかね。

結城さんの関わる浮気エピソード……かと思いきや、善児のスパイ能力の高さエピソードだったわ。しかし何故あそこに善児がいたんでしょうか。特に理由はなく、ああやっていろんなところ回りながら情報収集しているのか。

頼家が家も蔑ろにするから、正室と側室の関係が良くなる。
一方その頼家は御家人の妻に手を出していましたか。うーん、なんで急にこんなクズになってんのこれ?
ごめんね、コイツ徹底的にゴミ人間になってませんか?奥さん譲ってくれないから首を刎ねようとするとか。
御家人がいないと鎌倉運営できないの分かってるんですかね、頼家。
「頼朝も同じことやったのに」って言ってますが、頼家はその頼朝を超えたいのに同じことしてるんじゃ超えられないんだけど。

「そうですか……やはり見栄えが」でじわっと笑ってしまった。畠山重忠、自分が男前ってこと自覚していたのか。

うーん、この状況。
「鎌倉のため」に正しいことをしているのは梶原景時なのが絶望的なんだよな。特に鎌倉幕府の未来を考えると。
大江広元もまだまとも。和田義盛含め訴状に名前を書いた人、基本的には私怨ですからね……。

この感じ、梶原景時は主に御家人に失望しているし、頼家にも信じたい半分、失望半分って感じで頼家の前に座ったと思うんだよなあ……。
66人の訴状に名を連ねた人の心情も考慮し、景時の処分が謹慎にしたのは頼家くん優秀ではある。最悪消されてもおかしくはなかったと思いますからね……。

上皇から梶原景時へのスカウト!!
まあ景時ほどの才覚があれば、今の鎌倉なんて理性で考えれば見限るような場所ではあるでしょう。
おお……梶原景時を始末したかったのは、三浦義村だったか。

「鎌倉を守るのが私の役目」。
その想いを失ってしまった梶原景時
その想いを未だ持つ北条義時
数少ない、同じ方向に歩いていたはずの二人なのになあ……。悲しい。

梶原景時から北条義時に譲られたのは善児ってのが最高に怖いぜェ!


次回「ままならぬ玉」。
今度はすぐに比企能員の変に至る前菜が始まりそうですね……。