心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

鎌倉殿の13人 第14回「都の義仲」感想

これは木曾義仲がメインになる回ですかね……?

木曾義仲となると、まあ巴御前
FGOやってる身としては巴御前はそこそこ愛着がある。今のゴリゴリのゲーマーみたいなキャラ設定はあまり好きじゃないけど、本来の「鬼と人間の混血」みたいな設定、木曾義仲への深い愛情と悲しみを憤怒の炎へと変質させられ敵対する「英霊剣豪七番勝負」のストーリーなんかはとても良かった。一回ギャグ属性付くとそういう扱いばかりするのちょっとなあ……これは巴御前だけに限らんけど。

だいぶ話が逸れましたが、今回のタイトルの限りでは入京するだろうな、義仲。
頼朝と義仲の源氏棟梁を巡る争いは加速するか。

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すっかり仲良くなってる義時と八重さん。ドラマとドラマの行間の部分、まあ描きすぎてもアレですけど、もう少し描いてくれてもいいかなって感じもする。

木曾義高がだいぶ男前だしちゃんとしていますねえ。なんか豊臣秀頼と同じ気配を感じます。
政略結婚だとしても、相手がちゃんとしてそうな人物なら政子としてもまあ……って感じか。

木曾義仲、立つ!
ここから普通にゴリゴリ攻め切れるのが義仲の強さよ。
悲劇の安徳天皇出てきましたね……。

しかし展開早えな。あっさり開始8分で入京する義仲。
三種の神器をそもそも知らないのか、義仲……。
そしてそんな親父から、なぜこの義高が誕生するのか……。
義経くん、なんつーか自分より“お利口さん”な同年代とか、少し年下とかと触れ合うとなんか見下したりする傾向あるんだよなあ……。

実際義仲ってあんまり地位とか恩賞にこだわらなかったとか。
一方行家はマジでこのドラマ通りだったみたいですね。頼朝どころか、義仲に対してすら「いやワシの方が……」みたいだったとか。

木曾義仲が西へ進軍したタイミングで、頼朝が動いた。
こういうところ見てると、頼朝は軍人というより政治屋というか。外交能力の高さが際立つなあと。最終的に鎌倉幕府という政治システムを作り上げる人物感ある。

今回の木曾義仲、とにかく「都のルールやマナーを知らないし学ばないこと」のせいでダメになっていくのが悲しいというか、日本人的というか。
実務能力じゃなくて、その場に馴染めるかの方を優先するのが日本人だよな……嫌だけど。

三浦義村、あのタイミングで咄嗟に人の刀を抜いて対抗するのは強えっすわ。この人作品内でもトップクラスの個人戦闘力持ってるよなあ?
んで相変わらず坂東武者の心が頼朝から離れ続けてますね。

そういや義経ってこの時が大将としての実戦初だったんでしょうか。だとしたら大抜擢だけども。
これは頼朝のところに預けられている義高が気まずい……。義経がここでセミの抜け殻渡すのはアツいっすね。「悪い、お前の父ちゃん始末するわ」って言う別れの挨拶的な。
ちょっとだけ人間として成長した感じがして良い。

あとこれ、どう考えても梶原景時が内通者じゃん……と思ったらやっぱり余裕でスパイだった。今回の梶原景時は忍者ポジションっすね。

おっ、ラストで面白くなってきた。
敢えて「上総広常を御家人側に付かせる」。
劇薬盛り込むわけですか……。


次回「足固めの儀式」。
鎌倉内部の大掃除って感じですかね。意図的に内乱状態にして、真の味方の整理整頓……?