さあ、ボウモア12年を買ってきました。ハーフボトルで2500円くらいだったので、これまたシングルモルトスコッチの中ではお手頃プライスだと思う。
クライヌリッシュ14年と並べると、ボウモアの方が気持ち濃い色しています。
ボウモアというとスモーキー系ウイスキーの聖地とも言えるアイラ島でも有名な銘柄の一つです。
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アロマ
スモーキーさはあるが、すぐにシェリー樽由来のベリー的フルーティさ、バーボン樽由来の甘さが顔を出す。
全体のバランスとしては、穏やかなスモーキーさに包まれる形でフルーティ・甘さ・そしてかすかに潮気。
香りのメインは意外や意外、スモーキーさではなく甘さやフルーティさ。
フレーバー
口に含んだ瞬間ガツンとくるタリスカーとはベクトルの異なる炭のようなスモーキーさ。続いてビターチョコレートのような味わい、ほんのりと甘さ、そして潮気。余韻は再びスモーキーさが残る。
総合感想
香りは(個人的には)思っていたよりもずっとスモーキーさは穏やか。一方で味わいとしてはしっかりとスモーキーさを備えつつ、香りもフレーバーもフルーティであったり、甘さであったり、そして海に近い蒸留所故の潮気が楽しめる一本。
値段に対してリッチなクオリティという印象。ストレートやロックでじっくり味わうのも良い。
個人的に面白いのがハイボール。
特徴のスモーキーさは残しつつ、一気に爽やかなフルーティさに変貌する。レモンのような柑橘系フルーツの風味に変わり、まるで別の飲み物のように印象が変化する。
こうなると食事に合いそう。実際海鮮系に合うって話で、これはボウモアが持つ潮気が相性いいのかな。
とりあえず手元にあった食べる小魚(まあ煮干しですね)をツマミにしてみたけど合う……気はする。
アイラ入門としておすすめされるような、しっかり主張はするけど強すぎないピート感。フルーティさと甘さ、潮気のバランスが絶妙。
アイラを色々飲んでも、結局ボウモアに戻ってくる人がいるっていうのも頷ける味です。