心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

伊藤園のお茶業界支配力パナいっすね……

先日YouTubeのゆっくり解説動画にて「お〜いお茶の歴史」を観た。
全3本の動画による「お〜いお茶」誕生からライバル商品との戦いの歴史。いやはや、ペットボトルのお茶業界も凄まじいビジネス戦争の舞台だったようです。

伊藤園 おーいお茶 緑茶 525ml×24本

伊藤園 おーいお茶 緑茶 525ml×24本

  • 発売日: 2017/05/22
  • メディア: 食品&飲料

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緑茶の戦国時代

お〜いお茶」の発売後、別ベクトルの緑茶として戦いを挑んだキリンの「生茶」。
京都の老舗の看板を持ち出し、本格路線でバトルを挑んだサントリーの「伊右衛門」。
そして生茶伊右衛門の敗北を、それらの戦術を圧倒的資金力で増幅して襲いかかったコカ・コーラの「綾鷹」。

ペットボトル緑茶のパイオニアである伊藤園の「お〜いお茶」は、これらの強大な勢力を返り討ちにし続けてきたわけです。詳しいことはYouTube「くろねこビジネスch」さんの「お〜いお茶の歴史」を観ていただきたいが、本当にすげえ商品だなぁって……。

各コンビニのプライベートブランド緑茶の勢力図

そんな感じで今はというと4大緑茶ブランドの時代かと思います。「お〜いお茶」「生茶」「伊右衛門」「綾鷹」ですね。

そんな時ふと思ったのが、各社コンビニのドリンクコーナーにはプライベートブランドの緑茶もある。税込み100円くらいで買える、少し安い価格帯のやつ。これって販売は各コンビニだけど、製造は別の所だったり協力して製作していたりするんですな。そこでそんな協力体制について調べると……。

セブンイレブン=コカ・コーラ
ローソン=伊藤園
ファミリーマート=伊藤園

こういうことになっておりました。ミニストップはイオン傘下なのでトップバリュだったと思います。これはちょっと毛色が違うので置いといて……。

プライベートブランドでの販売まで考えると、ローソンとファミリーマート抑えているあたりさすが伊藤園。コンビニ最大手のセブンはコカ・コーラ社というのもなかなかパワーバランスを感じます。


面白いのが伊藤園の商品内部の棲み分けで、自社の看板メニュー「お〜いお茶」は濁りをなくした透明感がウリ。
で、それに対してむしろ「濁り」を武器にして戦争を仕掛けたのがコカ・コーラの「綾鷹」だった。

ここから少し面白いんだけど、ファミリーマート版は思いっきり濁りなんですよね。商品名が「にごり旨み緑茶」だし。伊藤園としても自社ブランド外も含め色々なバリエーションを展開しまくっているようです。


結局「お〜いお茶」だけでも「濃い茶」「新緑」「抹茶入り」などなどたくさん種類があり、コンビニ2社も伊藤園が噛んでいるプライベートブランド
仕事中は毎日気分でいろんな緑茶を飲んでいるが、製造会社で言えば70%くらいは伊藤園の作品飲んでいるのではないかと思います。