心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

リメイク版「柳生一族の陰謀」を観て、烏丸文麿にハマる

録画しておいた「柳生一族の陰謀」を観た。

柳生一族の陰謀 [DVD]

柳生一族の陰謀 [DVD]

  • 発売日: 2002/07/21
  • メディア: DVD

オリジナル版の方は観たことがないんだけど、Wikipediaさんを読んだ限りではリメイク版もストーリーはほとんど同じっぽいですね。

徳川二代将軍秀忠が急死し、それが毒によるものだと突き止めた柳生宗矩
家光と忠長の三代将軍がどちらになるのかという局面の中、その毒殺の真相すら利用して家光の剣術指南役・柳生宗矩が家光を将軍にするべく悪魔のような手段を使いまくって暗躍する……みたいな感じ。

家光・忠長それぞれを支持する家臣や周囲の者に加え、この徳川家の内乱を利用しようとする公家やら何やらとなかなか面白かったんだけど、そんな公家の中に一人めちゃくちゃ惹かれる登場人物がいましてね。
それが烏丸文麿(からすまあやまろ)さんでした。

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公家にして剣豪・烏丸文麿

この人は架空の人物で、作中では柳生左門と根来衆に襲撃されたところであっさりと左門を返り討ち。そのまま余裕綽々で根来衆のリーダーも背後から弓で射抜いた挙句自爆させるところまで追い詰め、結果としてみれば柳生側の襲撃をまるで問題にしないレベルの強さ。
これを公家の……なんというかひょろひょろしたような言葉遣いでやってるわけです。服装も公家のそれだから、刀振るうのも大変そう。

その後敵討ち的な想いもある柳生十兵衛との戦いになり敗れるものの、そもそも十兵衛と剣で互角に渡りあっている時点で何者ですかこの人状態である。

もし烏丸文麿の詳細設定あったら知りたいよな

おそらくそこまで設定はないと思うんだけど、剣の流派は何流で何処で誰から学んだのか……とか、剣だけじゃなくて弓も習熟してるし、帝にほど近い立場の公家でありながらそもそも何故そこまで武術を修めたのかとか、公家の中でもめちゃくちゃ頭も切れる一面とか。何というか烏丸文麿エピソードゼロが観たいまである。
烏丸少将の半生を描くスピンオフ……どこかにないか……。

「強すぎる公家」っていうキャラクターが個人的にかなり刺さるんですよね。
表向きチャラチャラしてるけど、実は人に見えないところで物凄い鍛錬している。餓狼伝の鞍馬彦一みたいな。