心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

残業そのものが好きなわけではないと思うよ……

ちゃんと残業代が出ている前提の話だと思ったら、記事内でまさかの「柔軟性を求めるなら、残業も認めて欲しいね。残業代は要らないから」なんて台詞めいた導入書かれていて衝撃を受けました、どうも僕です。

ただこの記事読み進めると、どうも残業好きである人の残業が好きな理由が絶妙に歪んだマインドに起因しているんだよね。「残業で勝者的感覚」だの「人気のないオフィスでダラダラ作業するのが嫌いじゃない」だの「残業する人同士の連帯感」だの、「そういう働き方の嗜好」だの。
ぶっちゃけこんなもんを理由に残業すんなよ、とか思っちゃうんだが。仕事に入れちゃいけない感覚が一部混じってません?

スポンサーリンク


結局残業が好きなのではなく、どこかで残業している自分を肯定しないとやってられないだけの人も結構いるのではないかと思う。
定時で帰る人間がいる中で、残ってまで仕事する自分は特別なんだ……とか。
残業している人同士の妙な連帯感も、俺たちは他の奴らとは違うんだぜ的なすり替えというか。
脳が勘違いしている。残業という行為で起きるいろんなことを快として誤認識させていると思います、僕はね。その誤認識の方を改革したほうが良さそう。
実際に土曜日、そして今日休日出勤してみて変な高揚感みたいなものはあるけど、前提がおかしいってことを頭に入れとかないとな。休み潰してまで労働って。

そもそもだな……。
今の自分の会社みたいに「全員でやる仕事が圧倒的多量のため、ほとんどの人が残業」とかじゃなくて「自分の担当している仕事が終わらない人だけが残業」の場合、あんたが仕事遅いだけですよって話なんだよね、割り振られた仕事量自体がおかしいって状況じゃなければ。
どっちにしろ会社として仕事の管理できていないか、あるいは個人として仕事できていないか、そういう話なわけで基本的には変なことになってるって認識したほうがいいんだよ、残業。


問題は「残業代がないと生活できないくらい給料が低い」ような人がそこそこいるっていうことであって、このような人々は好きだからじゃなく「残業しないと生きていけないから」残業しているわけで。
働き方改革の問題点は残業の好き嫌いではなく、残業しなければ生活が成り立たないような人がいる企業の存在なり、もっというと国家としての景気や経済政策だと思う。


……本当に何も文句なく、ただ働きでもいいから残業好きな人は、もう独立でもして自営で働いたらいいんじゃねえですかね?そうしたら何も言われないんじゃないかな。
同僚に対する謎の優越感とか、そういうものを全部取っ払った上でもまだ残業好きだっつーならホンモノでしょうけど。