心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

今年のM-1グランプリ、観なくて正解だったのかもしれない……

観てない番組について書くのもどうかと思うんですが、一年前の自分の感覚が再確認される結果がTwitterのトレンドにね……。


自分は昨年のM-1終了後に2本ほど記事を書いていて、審査員としての上沼恵美子さんに対して懐疑的だったわけです。
そして今年のM-1グランプリでは、放送中からTwitterのトレンド1位が「上沼恵美子」で……どうも去年以上に動向が酷かった様子。

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和牛の点数が低くて、結構厳しいことを言ったらしい。まあ実際に面白さで負けてたって意見もちらほらあったし、和牛ファンの「点数おかしいだろ!」系は実際を観ていないから判断できません。
ただ自分がいろんな人のツイート読んだ限りで一番やべえと思ったのはですね、この和牛に対しての厳しい発言が「和牛ではないコンビの漫才後に行われた」点ですね。批判するなら和牛の漫才の後に和牛に対しての批判しないとダメです。
和牛を下げることで他のコンビを持ち上げる手法、いただけないよねえ……。

また、和牛が暫定3位だったところから4位に落ちた瞬間に笑いながら手を叩いていたんですな。さらにガッツポーズ。これは動画挙げている人がいたので映像として確認したんだけど、この態度は審査員として……というか、人として疑うんだが。自分には「和牛が決勝に残れなかったこと」を喜んでいるようにしか見えなかったんだよな。
ちなみに逆にその時の審査されたコンビが3位以内に入ったことに対して手を叩いて喜んだとしても、これまた自分の好みの感情が表に出過ぎているのでやっぱり審査員としてNGだと思う。
仮に点数が正しいものだったとしても、この姿勢はやっぱりダメでしょう。


この人の問題点は点数の妥当性や発言の正当性というより「他の漫才師についての発言の中で別の漫才師を酷評する」とか「決勝進出者の変動があった時に手を叩いて喜ぶ」とか、そういう部分じゃないかと思います。
「敢えて視聴者と同じ視点に立ってくれてたのでは」という人もいたが、じゃあ審査員するなよと思う。
「上沼さんがバラエティに徹していてくれた。いなかったらただの論評番組になる」という人もいたが、年に一回点数付けて日本一の漫才師を決める大会が論評しないでどうするのか。バラエティとしてならTHEMANZAIのような番組が既にある。

審査員という立場である以上、出来る限り私情は挟まないでやってくれないと「審査」が成立しないんですよ。好き嫌いはゼロにはできないけど、その上でなるべくフェアに点数付けるように意識してくださいよ。逆にそれ全開で点数付けられたらそんなもんなんの意味もないでしょうが。「審査」なんだから。

相変わらず一定数「上沼さんの漫才はめちゃくちゃ面白いから採点も発言も妥当」方面の擁護も見かけたが、去年も書いたように実際に自分が漫才やるのが天才的に面白いとしても、それが人の漫才を評価するときに正確であることとイコールではないから。


なんかねえ……審査員のせいで観たくなくなるの不本意なんだけど、上沼さんが審査員やる限りはもう観ないと思う、M-1グランプリ