月に降り立った宇宙飛行士ジェームズ・ワシントンが、突如謎の集団に拉致される。
月の裏側の建造物、そこにいたのは1945年に地球から月へと逃げたナチスの残党の生き残りだった……と、映画観た上でその通り書いていながら何書いてるか分からない、そんな映画「アイアン・スカイ」です。
- 出版社/メーカー: 松竹
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B級のしょうもない映画かと思いきや、意外や意外月面ナチスの中に野心家の青年将校クラウス・アドラーがいたり、それに気が付いていて「乗っ取らせはしねえぜ」的な現総統含め老人権力者達との組織内の対立もあったり、思ってたより展開ありまして……率直に言うと「設定がそもそもぶっ飛んでるものの想像してたより面白い」みたいな。
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ジェームズ・ワシントンとその所有物であるスマホのテクノロジーに目を付けた月の皆さんは、いよいよ地球への侵略に動き出す。
アメリカの選挙戦を利用し、地球の軍事力を掌握して逆に月への侵略を画策するクラウス。ストーリーとしてはむしろこのクラウスのクーデターが軸になってますかね。
まあなんやかんやで地球に来た現総統の命を奪うことに成功したため、そのまま月の戦力に指示して地球侵攻かけるんですけどね。
ブラックユーモア系でもあり、結局世界中の国が表向き友好っぽい面をしながらいざ月からの侵攻を受けたら宇宙船や衛星にゴリゴリ武器積んでて、結果的に地球人の反撃がめっちゃスムーズとかなかなか。
とはいえあくまでも「思ってたよりは面白い」です。
全体通してかなりガバガバだし、ツッコミどころ満載で笑いながら観れる映画なのかと言うと意外とちゃんと作られていることが逆にブレーキになるような感じかな。やるなら思いっきり面白い方に振り切ってた方が良かったんじゃねえかな。笑えるところは少なからずあったんだけどさ……。
この笑いの波長が合う人はかなり楽しめるんだろうなあと思いますがね。
とりあえずヒロイン枠っぽい、実際に地球に来たことで現実を知り思想がナチスから抜け出すレナーテ役のユリア・ディーツェさんが美人だなあと思いました。まる。