散々待たされたFGOの2部4章「創生滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ」。
インド自体が好きだという補正もあったのか、結構面白かった。不満は多少あれど、インドの神様の名前続々登場はやっぱ好きな人には単純に魅力よね。
ねんどろいど Fate/Grand Order ランサー/カルナ ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
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自前でカルナ持ってて良かった……と思うくらいカルナへの気持ちが高まる、そんなユガ。
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書くこと絞らないとぐちゃぐちゃになりそうなので、今回一番好みだった「神という概念に対する設定」について。
「真女神転生4FINAL」にも似た部分がありましたね、神に対しては。
神は神であるという定義の強さによって神である、的な論理の神様。
それを崩すために神へ反逆する人々を増やし、神を信じる人を減らしていったり、全能の神による世界の輪廻に耐える存在を生み出すことで神の全能性を否定したり、最終的には神自身に自分が神であることを疑わせる……といった手段で神を神の座から降ろし、攻撃が通るようにしてから倒す的な話でした。
これがメガテン4Fのラスボス、YHVHを倒すときにやった手法と同じでして、こちらだと主人公達人間が持つ「観測の力」によって神が観測されて定義されているから、その主人公達が観測している神の神性を否定していくことで神の神足り得る要素を削っていって悪魔に堕とす……みたいな感じ。ここまでに何回「神」って入力したんだ俺は。
神が全てを創造した感じの神話はあるけど、神は人が作ったものだと思っておりますので。
そもそもは努力とか色々、自分たちの力ではどうやっても乗り越えられない事象が起きた時に縋りたいものとして人が作ったもの、それが神。
ヴィシュヌとシヴァの力を得たカルナが言ったこの言葉。
めちゃ強い神様2柱の力を得た上でこれを言う。カッコいいぜ。
ストーリー的な不満としては、アルジュナの扱いですかね。
敵であるインドの神様全部取り込んだ超存在と化したアルジュナオルタの振る舞いが超然とし過ぎていて、敵側の考え方に感情移入がしにくい。しにくいどころか進めていくと、そんなスーパーゴッドであるアルジュナオルタがほとんどリンボの傀儡みたいになっていることが分かってくるから小物感も出てくる。なんだかなあ。
味方サイドもそんなアルジュナオルタに対してシンプルに敵認定したままザクザク進むというかね。3章だと始皇帝とお互い理解しあうような交流もあって、それぞれに世界に対して信じる想いがあったから単純な善悪にならずに深みもあったし、それを踏まえた上で「相手の思想も間違っていないかも……」と思いながらも戦っていた。宿敵であるカルナが序盤で離脱し、戻ってくるのが最終盤ってのがこの辺悪く影響した気もする。アルジュナの一番の理解者であるカルナが長い期間いないことで、アルジュナオルタに対して味方サイドがどう考えるか、が掘り下げられなくなったみたいな。細かいところだけど「アルジュナ」と呼んでしまっているのもちょっとマズいと思っていて、カルデアの皆さんの仲間であるオルタじゃないアルジュナとは区別しないとダメじゃないのかね……とか。
そんなアルジュナオルタ。周回で使えそうやな……と思い、やってなかったフリークエストなどを回って貯めた石で出ました。これでアルジュナオルタ・スパルタクス・エイリークのバーサーカーゴリラ3ターン周回パーティが組めるぜ。アーラシュお疲れ様でした。
んでストーリーで掘り下げられなかったアルジュナオルタ、再臨したり絆上げることで掘り下げられていくみたいなんですが……持ってない人にとってはそれを楽しめないのも、なかなか厳しいですね。