まあ内容は調べてみてもらった方がはやいけど、このまま進むと5人を轢いてしまうレールを進むトロッコがあって、あなたがレールを切り替えるとその5人は助かるけど別レールにいる1人は轢かれてしまいますよ、あなたはレールを切り替えますか?ってやつ。
これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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僕はですね、初めてこの問題聞いた時に、迷いなく「切り替えるだろうなあ」と思ったのです。
この問題に登場する6人が全く知らない他人だ
と考えると、シンプルに「全員助けることが不可能なら助かる人が多い方がいいかなあ」ってね。少し危険な思想なのかもしれないけど。
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義務論に従うと何もするべきではないそうだ。「誰かを他の目的のために利用すべきではない」からだとか。
敢えてシンプルに考えると、これって切り替えることが「5人を助けるために1人を利用する」って解釈になるってことなのだろうか。
結局は思考実験だから、実際に似たような場面に遭遇した場合に自分がどうするかは分かりませんがね。
トリアージとかある種のトロッコ問題な気もします。助けられない人は見捨て(言い方が悪くてすみません)、助けられそうな人を救急するやつ。これは功利主義的な判断だと思うし、この選別に妥当性というか合理的というか、そう思うのはやっぱり自分も功利主義ってことなんですかねえ。