心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

人生に意味がないとダメだと思ってるだけ

すごくいい文章書く人がいました。こういう感覚で生きてきた人、生きている人はかなり多いと思うんだよね。

希望や夢が「なければならない」と強要され、生きることには「何か意味がなければならない」と思い込んで(あるいは刷り込まれて)、そこから外れている自分にネガティヴになっている人。

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30年近く生きてきて、いろんな本読んだり思想に触れたり、自分の実感とかもまとめていって至った今の考え方としては「意味なんてない」です。
生きるにあたり、自分が生きることには何か意味があるはずだ……と思わないと生きるのが苦しいんだけど、正確には意味があるはずだと思ってるのにそれが見つからないことで苦しんでいる。ここで人生の意味に執着していると、それが見つからなければ見つからないほど自己嫌悪に苛まれることになる。

「生きることには意味や目的がある」という仮定自体を一旦捨ててみるしかないと思うんだよね。メディアで光りを浴びる人はだいたい人生がめちゃ上手くいってる人が多くて、そういう人を同じ物差しに乗せて自分を比較してるからおかしくなる。


何回か書いてる気もするけど、他人と比較して物事を考えない。あとドライな話だけど自分に期待しないのも大事かもしれない。一番疑うべきは自分自身。自分が信じようとしているそれが、本当に信じないといけないものなのか?とか。


今のところ生きてるのは、生き続ける苦しみの方が死ぬ恐怖よりもマシだから……みたいな感じでしかないんだよね。
あと食事が美味しいとか、続きが読みたいマンガがあるとか、そういう小さい喜びでエネルギー繋いでるだけだよ。
仕事とかに生きがいをリンクさせる方策自体が、もう今の日本では通用しなくなっていると思う。生涯同じ場所に勤め続けるっていうシステムが崩壊しつつある中でこれはない。そうなると起業しろだの独立しろだの言いだす人もいそうだが、それで簡単に安定した生活と幸福が得られるならみんな速攻でやってるわ。


ちなみにはじめにリンクを貼らせていただいた例の文章書いた方ですけど、とりあえず不自由なく生活できているし特別なストレスもない。この時点ですでに恵まれていると思うので、何かを求めるのならば個人的にはそんな淡々とした日々そのものにこそ求めて頂きたいなあと思います。
あと単純に文才がある方だと思うので、何か書いてみても良いと思います。単純に読んでみたい。