知ってる人は知っている、便利な言葉「西向く侍」。
- 作者: 遠藤周作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/06/27
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1年のうち31日が存在しない月の覚え歌みたいなもので、2、4、6、9月で「にしむく」。最後に11月が「さむらい」です。
一応11を漢字で書くと「十一」で、縦に並べると「士」。つまり武士の士で侍みたいな話なんだけど……ずっと侍の部分を違う解釈で覚えてたんですよねえ。
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当時働いていた職場の先輩から「西向く侍で2、4、6、9、11だ」とだけ伝えられた時に「2から9は分かるが11はなんだ」と思ったわけです。
このままゴリ押しで覚えたら11月だけ薄い。というかゴリ押しなら西向く侍という言葉自体が別段必要ない。
僕は考えました。何故11という数字が侍となるのか。
11。
棒が2本。
刀が2本である。
江戸時代の侍は大小の二刀を腰に差していたという。
1という数字を刀に見立て、それが2本並んでいるのが11月である。
刀と脇差の二刀になぞらえて、それを差す者……侍。
当時の僕はこうして侍と11月をリンクさせて覚えていたのです。
あとから知った「11=士」はめちゃシンプル理論だけど、かえって自分で理由を考えて納得してしまった刀が2本理論のお陰で覚えは強固になった。
とりあえず西向く侍、日常生活のふとした時に役に立つので覚えておいて損はありませんぜ。