心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

西郷どん 第28回「勝と龍馬」

体調不良と入院の間も、記事は書かないもののドラマ自体は観ていました。
前半はずっともやっとしながら観ていたけど、やっぱり歴史が大きく動き出し、そこに主人公がちゃんと絡んでくるとグッと面白くなるもので。

龍馬史 (文春文庫)

龍馬史 (文春文庫)

坂本龍馬に対する評価って本来結構難しいんじゃねえかなと思っていて、思想としては平和的に日本を変えようとしていたのかもしれないけど、彼の行動を悪用した側からしたらテロの準備手伝ってくれる人的な側面もある気がするんですね。
……とまあ個人的な現状の坂本龍馬像って、結構強い二面性を持ってる。「龍が如く 維新!」での坂本龍馬2人ってストーリー(もちろんフィクションだけど)も鋭い感じがあります。

やっぱり松田翔太すげえや。

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禁門の変の戦後処理。
こういう時の被害を受けた町民たちをちょっと写して、主人公が戦のネガティヴな部分に悩むのはパターンだなあ。
なんかねえ……。今年の大河はつくづくステレオタイプな演出が多いです。


慶喜様が張り切ってますね。
一難去ってまた一難って感じで、西郷さんが慶喜止めに行くんすね。
なんだろう。「やめてくれ!」を言うだけじゃ絶対止まらないと思うんだよ。
慶喜の「誰一人信用できない」って状態を咀嚼して説得しねえと……って思ってたら勝先生だぁ。
勝海舟というより、今のところ上杉景勝のイメージ強いよね、真田丸的な意味で。


朝廷の勅命という正当性を武器にして戦をしたがる慶喜くん。
「信用できないから潰す」のは、力を持ちながら極限まで追い詰められた人間ならやるだろうなって感じよね。
西郷の思惑はなんでしょうか。
どうせ止められないなら、自分が自ら戦地に赴いて現場をコントロールしようってあたりですかね。


いやー、動き出したね。
勝海舟に続いて坂本龍馬。よく考えたら坂本龍馬の活躍って時間的にはすげえ短いよね。
勝海舟、全部正論。
上杉景勝かと思ったらすっかり勝海舟だ。個人的には今年の勝先生かなり好きかもしれないぜ。

慶喜、すっかり変わっちまったよね……。
「もう幕府なんざ、見限るこった」
勝海舟の言葉は、モロに西郷が悩んでいることに対して突き刺さるねえ。


エゴの塊だな、慶喜さん。天子様天子様とまあ。
西郷が素直すぎて訝しむ慶喜。まあそうだろうよ。

軍議がぐずぐずしてんなあ。
そんな中、一人だけ違うこと考えている西郷さんはチーム半次郎を先に長州へ送り込む。
戦になる前に、長州に降伏させるのが狙いか。軍師西郷状態。なんかこの感じ、戦国時代の大河でよく見るやつ!!

幕府軍側も別に戦したくないってのがミソだよな。
でもこの勝ち方は慶喜くんが気に入らない勝ち方なのではないか。
……ほら、やっぱりじゃん。そしてこれは西郷がブチ切れるぞぉ!ブチ切れてるぞ!!
西郷吉之助と一橋慶喜、決別の時。
西郷は西郷で、ここからどうするか大変です。


来週はまた結婚か。
平和回ですかね。