夢枕獏の小説「餓狼伝」の登場人物、グレート巽。
モデルは完全にアントニオ猪木で、ざっくり言うと「理想のアントニオ猪木」みたいな感じなんだけど、このグレート巽の持つ特徴の1つが人間的に必要な能力やなぁと。
アートプリントジャパン 2018年 アントニオ猪木 カレンダー No.226 1000093462
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グレート巽といえば「華」で、その立ち振る舞いが常に誰かの視線を意識しているかのような生き様がグレート巽。
プロレスラーとして常に観客の目に晒されていて、その期待に応えるポテンシャル……どころか、誰も見ていないところでも誰かに見られているような振る舞い。
「自分」が自分を見ていて、そんな自分に応えるような漢です。好きな飲み物はウイスキー。
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この「見られている」意識って結構有効かなあと思っていて、というより人って思ったより他人を気にしない一方で、気にしないような薄いレベルにおいていえば思ってる以上に多くの人に見られているのもまた事実なのではないかと思います。
どこかで誰かに見られていて、そんな瞬間がすげーだらしないとかだと……やっぱり少しずつ信頼値とか削っていくよな。
まあ、そんなことを上司を見ながら思ったわけです。
椅子に踏ん反り返って足を組んだ姿勢。「お疲れ様でした」と帰りに挨拶しても、手にした書類から目を離さず、こちらを見もしないで返事もうっすら。
そういうの、全部見られてますよ……ってね。