心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

おんな城主直虎 第36回「井伊家最後の日」感想

今週は、タイトルと内容とがしっかり噛み合ってそう。

ざっくり探してみると、元ネタになりそうなものが多すぎるなあ今週のタイトル。

いよいよ井伊家が大名ではなくなる時が来ましたか。
徳川家臣としての井伊家がついに誕生する時が来た……って、今年の大河ってまだまだ戦国史的には信長発展期なんだよな。

ちなみに今調べてみたら、直虎が亡くなるのは1582年、織田信長の死の少し後のこと。直政が徳川の元で大活躍する前に今年のドラマ終わりそう。

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状態としては、もはや井伊家再興がどうこうと考えられるようなレベルの局面ではなくなっちゃってるのが現実。
数多の命が奪われながらなんとか繋ぎ止めてきた井伊の未来は。

今川氏真、北条さんところに退去。
氏康は武田に対して戦闘意欲。
上杉、武田、今川、徳川で武田を封じるのが、徳川のタクティクスだぜ。

家康、本来は井伊を見捨てるつもりなかったよな。
とか思ってたら家康の母ちゃん登場!!


「立った!殿が立った!」クララ状態の近藤さん。
そんな近藤さんが手を差し伸べるような提案をしてきたけど、傑山さんは疑う。
……すっかり方久さんがお坊さん感醸しています。

おおっ!
虎松を松下家の養子にする。井伊はなくなるけど、松下を代わりに受け取れるっていう寸法ですか。そういやしの様、嫁いでたわ。忘れてた。

もはや直虎さんは「再興したらまた戦に巻き込まれてしまう」という根本段階で悩んでいる。
うーん、龍雲丸くんはシンプルだけど、芯を突いてくるぜ。
んでおそらくなんですが、今の直虎は「やりたいこと」がよく分からなくなってるんじゃねえかな。

「人知れず人を助ける、伝説の小僧」って聞くと竜宮小僧めちゃくちゃ強そうだな。
井伊直虎という人間は、自らの意志で「人のために生きる」ことを選択した。……のではなく、選ばせた。和尚が少し切ない。そして今週は和尚が主役か!!

和尚さんが提案する、井伊の終わり。
思い返すと、直虎の人生を決めてきたのはずっと和尚だったわい。次郎にしたのも、直虎にしたのも和尚だ。

「我はもう、井伊を再興するつもりはない」
「もう、無理じゃと思う」
ひええ。あと一瞬映る傑山さんが。
之の字イィ!!うーん、これは辛いよなあ。
今でいう会社の倒産みたいな状態かな。


虎松、残念だか井伊は再興しないんだよ。
「井伊の虎松だけは、もうない」っていいですね。ここでちょっと感情入るけど、寺田心って演技上手いんですかね。
……和尚、何を考えてるんだこれは。虎松の心には火を炊きつけているが。


井伊とは魂だ!と高瀬ちゃん。
城や家名がなくても、俺たちの生き様そのものが井伊だ!!
俺たちの戦いはこれからだ!!
みたいな。


実際に井伊家解散の後処理をしてると、実感が湧いて悲しくなる。これは実際にあるよなあ。
んで虎松くん、素直に松下へ向かったけどよお……これ和尚が何か仕込んでいるはずだよな。それは次週以降ですか。


地味に宙ぶらりんな龍雲丸の行く末も気になる。
とか思ってたら直虎の側にいたい、が龍雲丸のやりたいことだった。
……これここからどうすんの?普通に龍雲丸と結ばれんのね?
で、直虎は一農民になりました。え?ちょっと速度が速すぎて追いつかねえ。


北条のジジイが死におった!!いかに北条氏康のパワーバランス制御が強大だったかが分かります。
おお!武田サイドの赤備えが一瞬映りました。


いよいよただの農民になってしまった直虎。
次回「武田が来たりて火を放つ」。