心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ちゃんと心の距離を取っておいた方が家族とは仲良くなれる

ふと気が付いたんですが、どうも我が家の家族関係は周囲の友人と比べるとかなり良いらしい。
「普通に一緒にクイズ番組観ながら問題解きあったりしてる」などと言うと、酷い場合は「うちは親とはほとんど会話しない」って返ってきたりする。

家族という病 (幻冬舎新書)

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一言でいうと「家族なんだから」に囚われている気がする。距離が近いものだと思い込んでいませんか。

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家族でも「他人」と割り切る

我が家が何故家族関係が良好なのかを考えてみると、逆説的だけど何処かでお互いに距離を取っているから。
「家族なんだから」という言葉や想いの裏には「他人より分かれよ」「他人よりも親切にしてくれよ」みたいな気配が見え隠れする。
そうなると反動で、それが成されなかった時に「家族なのに……なんなんだよ!!」みたいになって嫌いになってくるんじゃねえかなあと思います。

あと単純な話で、物理的にもずっと同じ空間にいることになるわけで……そうなると嫌な部分ってのが見えてくる。それが親や子供、兄弟という関係だと特別嫌に感じるのかもしれない。


前提を変えてしまうと良いと思うんですね。
家族である前に、それぞれ独立した意志を持つ一人の人間。血が繋がってようが一緒に暮らしてようが、違うところは違うし相容れないところはどうやっても相容れない。お互い理解して歩み寄ろうとすることはもちろん行うけど、それでもどうしようもない溝があるってことをちゃんと認めてからがスタート。

気に入らないこともあります。
納得できないこともあります。
だって他人なんだから。これをちゃんと踏まえた上で付き合えばいい。


我が家の場合だと家族というより、友人という感覚に近い。シェアハウスしている感じ。
ご飯食べたりする場面では楽しく会話しながらテレビを観たりして、そのあと各自の部屋で各自の過ごし方をする。お互いに干渉しすぎないのが大事。

これ読んでくれている人ならさすがにそれなりの年齢になっているだろうし、伝わる部分は伝わってくれるかなと思います。
ただ自分がそうでも、例えば親が過保護だったりすると難しい。自分を変えられても相手を変えるのは骨が折れますから……。