まあ今川義元が死んでからは実質寿桂尼さんが国政していたとかも聞くし、おんな大名と言えるのかもしれない。
- 作者: NHK出版,森下佳子,NHKドラマ制作班
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/12/20
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ここまで観てきた印象では、やっぱり主役をあまり文献とか残ってない人にするとこうなるよねっていう弱さは感じております。基本的に歴史の表舞台に出てきた人でもないし……。
ただそろそろ城主にもなったし、盛り上がり出して欲しい所はある。
「出家上がりの女子に……」ってあんた、出家したままの状態じゃねえかよっていう。
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小野政次はまあ明確に直虎を助けようとはしているんだよな。そのために今川側から上手く手を回しているのだけれど……すれ違いの春。
ムロツヨシのビジネスチャンス!
だけど直虎はそれどころじゃない心境のところに但馬が来たぜ。
もうダメだ……すれ違いだ……。
一瞬政次の目にちゃんと守るつもりの光が宿った気がする。
あとしのさん利用されすぎである。
これ和尚さんは政次の真意に気付いてないのかね。
さあ腐れ若造がまた噛み付いて来たよ。
直虎も意地張ってるし、あのガキも意地張ってるし、子供の喧嘩みたいな感じがなんか観ててうるせえのかな。「ヘソを曲げてしまってのぉ」じゃねーわ。
ただ直虎護衛部隊がマッスルモンク・傑山が率いる僧侶チームってのは生存確率跳ね上がる安心感がある。
和尚さん、クソガキの教育能力高ぇ。
かつ農民たちの教育能力まで高ぇ。
このドラマ、サイコパスとか精神的に幼すぎる奴とかが多いので、数少ない常識人なような気がする。
すねーく!!
この蛇はポイズンスネークなんですかね。
そしてこういう状態になるとつい本心が出ちゃう小野政次くんである。
「分からぬ」
「わしは政次ではないからの」
ようやく和尚さんの口からハッキリと小野政次の内面が語られた。
小野政次、泣かせるぜ。
井伊のために自身が嫌われ役を被るという。
クソガキ覚醒。
でももうこの口の悪い感じはもはやいらないけど……このガキ、強いやんけ。戦闘能力高すぎない?弓を連射した後で斬りまくってますけど。
ここで政次が助けていれば、未来は変わっていたのかもしれんよね。
「之の字」という呼び名はシュール。
そのガキ……こと直之くん、突如として直虎の忍者みたいな役割し始めたぞ。昨年の佐助のような立ち回……直虎やないかい!!
ウヒャアー!!結局後見役を渡すのは嘘っていう。
「お前らが作った今川仮名目録のルール通りにそってるだけなんだけど!」とゴネたら「そのルール改正されてますよ」というカウンター。
クッ。やるやる。
「お前が徳政出せ」というなら、井伊直虎が後見であると認めることになると。
ちょっとしたした逆転裁判でございます。
新たな証拠としてしのさんに書かせた文が来ましたが、その直後に井伊サイドから百姓たちが書いた直訴状みたいなものが来てしまった。
いやはや、今週は完全に和尚さんが全部かっさらってったなこれ。
和尚さんお見事だわ。ここまで読みきっていたってことかよ。おんな城主対おんな大名、というより、和尚対おんな大名みたいな感じだよ。
結局勝ったのはおんな城主の方ということで。
こうなるとまた小野政次の心因性ストレスが増加する。
終始全てが和尚さんの手のひらの上で動いていたような今週。
「僧侶城主南渓」状態。というかあれか、太原雪斎的なポジションか。
あとずっと傑山さんがラーメン屋店主みたいに腕組んでるよね。
えーと、ということは結局しのさんの気持ちがまた蔑ろにされたということで。ここもまた小さな爆薬みたいな感じだよな。
これ端的に言うと、寿桂尼さんに気に入られたってことで良いのかな。
これで正式に上からも認められたおんな城主・直虎が誕生ですね。
次回は綿産業回。内政は大事。