そんな中で遅めの「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」です。
思えば前作「アウトロー」を観たのは3年前。普通に面白いアクション映画だったので、続編であるこの「ジャック・リーチャー」も観ておかないとね。
……いや、さすがに公開から日数経ってるだけあって土曜日なのに人が居ねえ。観る側としてはありがたいですがね。
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トム・クルーズ主演でリー・チャイルド原作の小説「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化したサスペンスアクション「アウトロー」の続編。元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが……。ターナー役に「アベンジャーズ」シリーズのマリア・ヒル役で知られるコビー・スマルダース。「ラスト サムライ」などの名匠エドワード・ズウィックが監督を務めた。
前作のイメージはかなりハードボイルド感を押し出したキャラクター像だったんだけど、今作のリーチャーは複雑な人間味を持つキャラクターとなった。
ストーリーのメインは同僚だったターナー少佐の逮捕をキッカケに動き出す軍部と民間軍事会社の陰謀だが、同時にリーチャーの娘じゃないの?という女の子の存在も浮上。
敵は当然リーチャーの弱みを握るべくこの子を捕らえようとするわけで、ここで上手くリーチャー、ターナー少佐、娘疑惑のサマンサちゃんの物語をリンクさせている。
リーチャー、ターナー、サマンサの3人の逃げながらの旅はどこかターミネーター2を思い起こさせる。この辺りが前作よりもグッとハートウォーミングな感じも出しつつ、物語に厚みを持たせているかな。
ずっと一人で生きてきたリーチャーは娘と思われる子供との付き合い方がよく分からない。そういう部分の微妙な表情の演技とかでも魅せてくる。
あんまり話題になってないような気もするけど、ちゃんと出来てる良作でした。