心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

真田丸 第45回「完封」感想

今週は普通にOPからスタート。
さあついに戦国最後の戦いが始まります。
最後の戦い第一部・大坂冬の陣

ふと思っちゃったんだけど、真田丸の建造に関してはママに押し切った秀頼。だったら籠城じゃなくてこっちから攻める!ってやつを押し切ればいいんじゃねえの?
……と思ったら、多分時間かかっちゃってもう間に合わなかったということですかね。状況的に籠城するしか道がなくなったと思いたいが……。
兎にも角にもそうして完成した、軍事要塞・真田丸の力がついに炸裂する。
というか今パッと思い出したけど、さすがに真田十勇士は絡めませんか。あれフィクションだもんな。

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いやあ、もう布陣もバキッと決まってますね。そして明石の陣地を蜂須賀チームが襲う。あっさり取られちゃうぜ。
東でもチーム佐竹が!
「戦の仕方を教えてやるよ」……うーん、後藤又兵衛こういう時は頼りになるぜ。頼りになる風味があったけどボロクソに負けてしもうた。


ただこれら二つの小競り合いはフェイント。
布陣を見れば一目瞭然。南の厚みは完全に徳川勢の「南から落とす」のがバレている。
……毛利勝永、内部にスパイがいる可能性を示唆します。うーむ知力も高いじゃん、勝永。

これ、織田有楽斎にカマかけてるね。というか十中八九有楽が徳川側への内通者だと思ってるな。
「……早かったな」
砦一個を餌にして、織田有楽斎の本性を暴く。


信之の元には福島正則登場。
この人の立場は絶妙だわな。この男にも義の炎が燃えてますし。
清正が死んでセンチメンタルになる七本槍の生き残り達。
飯を集めて送るぜ……「大坂」にね。
こういう中途半端な動きが一番マズイよね。はっきり裏切るのでもないあたりが一番ややこしい。
徳川側の妻と、真田からの妻。ううむ、信之本当に難しい人生だったんだなあ。

勝っても徳川の時代は変わらないだろう。
それでも戦う。
茶々様ッ!!もういい歳だろうにワガママ放題である。


真田丸」って名前だけでスーパー警戒に値する徳川家康
今年の徳川秀忠、お父さんから酷く叩かれてるよね。使えない後継ってのを押しすぎだとは思うけど。

井伊直孝に触れる真田信繁。これは次の大河ドラマ井伊直虎への布石だろうなあ。
「向こうにも物語があるのだろう」ってのはお見事なセリフ。


真田の出城には上杉景勝が当てられる。こういう陰湿な所がタヌキです。そして直江兼続声が良すぎねえか。
この120万石から30万石への減俸が江戸上杉家の極貧生活につながっていく。ここにも物語があるんだなあ……上杉鷹山……。


うわあ……。この織田有楽斎、飄々と軍議に参加しておる。
そして茶々様が遊び半分で武装するとか言い出したよ。この人の肝が本当に冷えるのは大筒打ち込まれてからか。つくづく甘いな……この時点で人生二回も落城に合ってんのに。


上杉・真田ペアで真田丸を落とせ、が徳川家康の指令。弟は状況の複雑さを考えてはいない感じだな。
そう、真田には佐助がいるぜ。
真田同士が争わぬため、先手を打って戦いを始める。

毛利勝永はスナイパーなの?
明石軍は十字軍状態。


かつて上田で行ったことを息子が行い挑発する。ここも繋ぐか、三谷演出。
さあ、作戦決行。そして見事に挑発成功。息子任務完了。

銃撃の構え。
そう、たっぷり引きつけて、引きつけて、引きつけて、全弾叩き込む。
もう完全に計算通りです。人心まで読みきった戦略。
なんというか「敵を一つの塊と思ってはならない」からこそ、逆に「一つの塊にこちらからする」感じ。真田・後藤のダブルアタックによって地獄絵図。
しかし数が違うからねえ。入ってこられました。頑張る後藤又兵衛、そして毛利勝永がやっぱり天才狙撃手だったわ。
ジジイの弓も強い!勝永とジジイのスナイパーペア、なんか通じてるじゃん。

退却したってもう遅い。仕留められるだけ仕留める。
がっつり自ら戦場に出て殺し切るぜ。


相手からしたらこれアブドゥル風に言うと「何者だ……つ、強い」です。
もっとたっぷり見たかったけど、こう短時間でザッと圧勝したからこそ真田丸システムの凄まじさが分かるというのもあるかな。

そして真田幸村としてはもう次の策を考えなくてはならないよね。
同じ策が通じるほと徳川もバカじゃない。


次回、運命の大筒が放たれる。


あと2年前に書いた毛利勝永大好き記事なんですけど、合わせて読んでいただけると嬉しかったりして。