心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第126話「守護(しゅご)り」感想

「歓迎するぞ」
本部以蔵の奇襲にも動ぜず、正座の姿勢で応対する武蔵。
一方の本部はポケットから煙草を取り出し、悠々とくゆらせた。

こんな所で煙草を吸うな、と言う徳川さんを尻目に、煙草をプカプカ、持ってきていた一升瓶をもう一方の手に握って武蔵の目の前に腰を下ろした。

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「煙草だ」
「あんたの時代だと煙管(キセル)か」
缶のまま、無造作に差し出されたピース。……この缶の煙草ピースだよな?

武蔵はその中から一本を取り出し、吸わずに匂いを嗅ぐ。
さらに差し出された一升瓶、その口も同様に。
「河豚か」
匂いだけで毒の種類まで当ててくる宮本武蔵である。やっぱあれですかね、このレベルの知名度だと毒で暗殺されかけたりもしてたんすかね。誰の陰謀か分からないけど。

「堪らん……」
思わず口に出た本部。
積み重ねてきた技術が、いとも簡単に見破られる。
「通用しとらんがな」
通用していないのかもしれない。
それでも本部以蔵にとって、彼が積み重ねてきた「これまで」が光を浴びていること……それ自体がすでに喜びである。


咥えていた煙草を武蔵めがけて飛ばすと、それを捕らえた武蔵はそれを吸った。唯一安全な煙草です。

この煙草を立ち合い再開の狼煙とする。
そう言った武蔵が再度煙草を本部に投げ返すと同時に両者は動いた。
左脇に置いていた刀を抱え、抜刀に入る武蔵。
抜き切る前に本部が一升瓶を武蔵の顔面にぶち込んだ!!

間髪入れず煙草の缶で顔面を突くように攻撃。
倒れた武蔵、そして本部の煙幕が炸裂した。


うーむ。
本部さんの戦術の肝はなんでしょう。
「刀を抜かせない」を徹底してきたりしたらなかなかカッコいいと思うんすけどね。