尊敬する人物としては織田信長や北条氏康あたりと並んでさりげなくケンドーコバヤシが挙がるんですけど、まあ普通は尊敬する人物には挙がらない人かなーと思います。
余談だけど一人の人間だけを絶対尊敬すると悪いところも引き継いじゃうので、客観的にパーツパーツで取り入れるためにも複数人尊敬しておくのをオススメします。
- 作者: ケンドーコバヤシ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
本題に戻るとこのケンドーコバヤシという人はですね、特にラジオとかで発言聞いてると「ほぉ〜」と思うようなことも結構言う。同レベルで下ネタも言いますけど。
まあそんなわけで「僕がケンドーコバヤシを尊敬する理由」を幾つか挙げてみましょう。
スポンサーリンク
「ルールの中で暴れる」
昔やっていたラジオ「ケンドーコバヤシのテメオコ」第1回放送の初めに言っていたこの言葉がなかなかカッコいい。
ルールに縛られて何もできないわけじゃない。周囲から見れば「ミスターやりたい放題」と言われるような男がケンドーコバヤシだけれど、その実はルールの中で最大限に暴れる。
これ社会というやつに当てはめるとグッと来るんですな。
昔は「ルールは破るためにある」なんて言葉を信じてたりもしたけど、ルールの中でも相当可動域って広いんだよなあ。ルールに目が行き過ぎてるだけで……。
自由ってある程度拘束があるからこそ輝く。最近はそう思っているだけに「ルールがあるからこそ存分に暴れる」みたいなことを追求したい。そういう面ではケンドーコバヤシのスタンスは理想。
幅広い知識という下地
「アメトーーク!」でマンガ・アニメ回にほぼ全て出ているように、サブカル中心に知識がとにかく広く、そして深い。
キン肉マンなんか特にね。少し前にゆでたまごの嶋田先生とケンコバが対談するイベントとかあって(こちら動画とかもあるのでキン肉マンファンは一度ご覧になってみてください)、作者を目の前に相当な部分まで踏み込みながら会話してます。
さりげなく以前めざましどようびのコメンテーターとして出演してたりするし、ラジオでもサブカル以外の分野も絡めて展開していたりする。
先に挙げた「ルールの中で暴れる」ための土台として、暴れるための知識をしっかり蓄えているのがカッコいい。
実は人間性が高い
何かで聞いたんですけど、芸人が集まって身体張る系の企画で若手が冷水に浸かって、どうもその後の様子がマジでヤバいということにいち早く気付いたケンコバがその若手のために火に当たる他の奴らをどかして優先して暖めさせた、というエピソード。
いざって時にはこういうところでビシッと人間として動けるの、素直にカッコいい。
テメオコでも言ってましたけど「あまり怒ったりしない」のだそうで、ルールの中で好き勝手やりつつも周囲に対してキレたりするような暴れではないというのも素晴らしい。ちなみに数少ない静かにイラっと来てたのは「ウォシュレット弱にしてる奴なんやねん?そんなんで汚れ落ちんのか!?敏感ジェネレーションか!!」だったという話。
まあそんな感じで、緩く生きてそうに見えるケンコバですけどその緩さの裏には実は結構芯の通った人となりが垣間見えたりしてて、しかもそういうところを恥ずかしいのかなんなのか徹底して隠し通す感じもまた粋な方です。