心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

真田丸 第10回「妙手」感想

まさかの徳川・北条の和睦成立で一転大ピンチになってしまった真田家。マジで一つ問題を乗り越えると次の問題が訪れ続ける真田一族の運命だが、今週は真田のとんでもない奇策「家康に自分達の城を建てさせる」が発動するぜ!

「卑怯」は真田昌幸に限っては褒め言葉

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「お主は舐められているのだッ!」
ごもっとも。でも室賀殿のテンションやべえ。
どうやっても弱小勢力ですからね、真田は。

真田を雑魚を見下す徳川家康
しかしその雑魚が危ねえことを理解しているのは参謀・本多正信である。


徳川家康の元に参上したのは真田信之です。……と信繁。
信之はきっちり武将してるな。
あくまで上杉対策として「徳川の城」を作らせ、それは真田がきっちり守りましょう!という理論でごり押しだ。
……でも上田城作ってあげてもいいけど、沼田は返してね。
この駆け引き。沼田は北条が欲しいみたい。

真田信之、なかなか気骨のあります。断固沼田は渡さぬ、さらに「約束が違うだろうがァ!」と対等に外交戦ができる男。


真田昌幸上田城を作らせる真の狙いは、未来起こる徳川との戦いを想定してのこと。
徳川と戦うための城を、徳川に作らせる。
こんなエグい戦略ありますかね。さすが真田昌幸


婆ちゃん登場!!
しかも家康が婆ちゃん返してくれるそうです。……もちろん沼田の駆け引きにおける材料である。
真田昌幸、沼田を手放すことを決断したが、やっぱり沼田城主・矢沢頼綱が納得しねえぜ。
矢沢頼綱は信長の野望でもなかなか強いっすよ。


北条氏政、沼田城に使者を派遣。
舐めてはいけない。
矢沢頼綱を決して舐めてはいけない!断固やり合うそうです。
使者を突き殺しちゃったので、沼田城攻めの口実を与えてしまったから攻められるけどなかなかディフェンス固いのが矢沢頼綱だ。


「よって、策を講じる」
「どのような」
「知らん」
上杉の協力を求めるため、真田信繁がついに自身の頭を使って調略しに行くぞ!
駆け引きの材料は上田城。本当は上杉ではなく徳川を睨んだ城であること。
そして真田の意地の話。
実益と義の心、両面に訴えかけることで上杉景勝の調略成功だ。
今年の直江兼続、なんか好きになれねえ。一方で上杉景勝が良いですねこれ。


幻想の真田・上杉の合戦によって「上杉の大群が襲ってくる」という幻想を作り上げ、北条を追い払う。
兵を一人でも多く失わずに勝利する。
無事に沼田城防衛に成功。


これ真田信繁ファインプレー。再び時間稼ぎも上手くいった。
上杉・北条・徳川の三つ巴でありながら、それらを操作しているのは真田というこの構図が今年の醍醐味なだけに今週のような成功パターンは気持ち良い。


徳川家康、ついに室賀殿からアプローチをかけるようです。
つーかいよいよあれか、第一次上田合戦が……と思ったら結婚して早々嫁さん死んじゃうのかこれ。