日本刀という長く重い刃物を、いともたやすく一瞬にて抜く。
その不思議を武蔵に尋ねた徳川さん。
「腰だ」
それが武蔵の返答。
手で抜いていては間に合わぬ。
手で抜いていては道(さき)はない。
武蔵が生きた時代では、それはそのまま死を意味する。
そんな時代に磨き上げた技術、それが宮本武蔵の剣術だ。
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/01/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (4件) を見る
スポンサーリンク
一方シャオリーを習得した烈のもとに現れた本部以蔵さん。
シャオリーのような遊び程度の技術で武蔵の剣術に対抗できると思ってるのかい?的なことを言ってのけました。
これは烈海王どころか郭海皇、どころか中国拳法そのものの否定だッ!郭海皇ってあんたより100年くらい長生きしてんだよ本部さんよ。
当然のように若干イラっときてる(と思われる)郭海皇。
日本の古武術に留まってるおっさんが何言ってるんだ、と言わんばかりに優しくたしなめる。
しかし本部の反論は筋が通ってるっぽいような……。
武蔵は斬れる。
そして古流武術から様々なものが抜き取られて来て、その上に“人を殺さない”技術を積み上げてきた現代武術が挑む。
それが宮本武蔵VS烈海王の意味。
それでは武蔵に勝てる道理はない、と。
いくら新しかろうが相手は命の取り合いが当たり前の時代を生き延びてきた剣豪。
「古流でヤるしかねぇんだよ」
本部が吼えた。
「ではどうしろと」
すぐ静かにキレる烈さんとしてはかなり冷静な対応。まあ本部のポテンシャルは一般にはかなり低いという評価ですからね。
烈自身も最大トーナメント一回戦で力士に負けた本部以蔵を見てるし。
「降りな」
絶対に勝てねえから闘うな。
それでも闘うというのなら……。
「この本部を超越えてゆきねぇな」
まさかまさかの烈海王VS本部以蔵!?
なんかアレですねー、「今のわたしなら烈海王にだって勝てる!!」を思い出しますね。鎬さんと違って本人に直接言い放ったのが一歩リードしたか本部。
とはいえこの状態の本部は結構強い(はず)。
公園ではない神心会の道場でどう烈と闘うのか?
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
5巻は独歩氏がボコボコにされるところが収録でしょうか。