人生という究極のオープンワールドRPGを始めてから26年目に突入した。
そう、誕生日です。祝って〜!
……ともあまり思わず。
歳を取ることは誰だってオートマティックに行なわれるある種のえげつない行為であって、ただ「時間が過ぎた」ことのメタファーでしかなくて。
それどころが人生のプレイ時間のリミットが刻一刻と迫ってるだけでして、不安が増えていくだけである。
……時間的な意味で誕生日を考えるとね。
結局誕生日だからといって特別なことはしておらず、起きたら飯食って「信長新記 (徳間文庫)」を読み終え、散歩に出ては帰りにラーメンを食い、昼寝して「魔道書ネクロノミコン (学研M文庫)」を読み、風呂入って飯食って「剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」プレイして今ブログ書いてる。
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ちょうど一年間前に書いた記事も誕生日に触れていたわけだけれども、あの頃の自分とは随分変わったように思う。
あの頃はやたらと希望に満ちたことを想っていて、意識は高かったんじゃないの、自分……みたいな感じだ。まるで他人のように思える。
とにかく波乱に満ちた1年であり、おかげさまで過去人生においてぶっちぎり多くの本を読んできた。

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自分の意志ではどうにもならないことが幾つも起こったので(色々とそれらに関して落ち着いたら具体的に書いてみようかと思うが)、そんな現実に対応できる思想が仏教だったというのもあるけれど、そもそもこういう考え方の方が相性が良かったのだと思う。
一概に良いとは言い切れないが、「現実を受け入れる」という前提から立脚する積極性のある諦念みたいな視点を手に入れたわけだ、私は。
まだまだうまく連結してないけど仏教的な「受け入れる」考え方と、ヒルさんが提唱してる「具体的にイメージしたことは現実化する」考え方とは意外とぶつかるものではなくて一つに出来るんじゃねーかなと思っていて、そこ繋がったらだいぶ踏み出せるんじゃないかと思う。
初めの話に戻る。
「誕生日だ、歳を1年とった」という時間的なことにはもはやなんの意味も感じていないわけで、むしろその1歳増えたことに値する程度に自分は成長してんのかい?ということを恥じるばかりである。
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「年を重ねる度に新しい自分を見つけていくんだ
おもしれぇじゃねぇか!?」
確かに面白い。
だがそれは、新しい自分に出会うだけの過ごし方を積み重ねなければ訪れないわけで。
社会的、経済的にはだいぶ後退したが、精神的にはかなり成長したように思う25歳は終わった。
昨日R-1ぐらんぷりを優勝したじゅんいちダビッドソン的に言うと「のびしろ」がグイグイ来ている感覚がある。
まあそんなことを考えながら。
「積極的諦念」を一歩進め、「思考を現実化する諦念」を目指していく。