あンたよ…醜いのは顔だけにしな………!!

- 作者: 能條純一
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2014/08/27
- メディア: コミック
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「哭きの竜 1 (近代麻雀コミックス)」「月下の棋士(1) ビッグコミックス」など、ハードな勝負師たちの世界を描くマンガで定評のある能條純一先生の新作が単行本が発売されていたので早速購入。
リペアマン【修繕屋】です。
こんな都市伝説がある
バス停に突然現れる郵便箱
その龍の絵が描かれたその郵便箱に〝願い事"を書いた紙を投函すると
その〝願い"が叶うという
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主人公は50年後の未来からやってきた男で、彼が人の願いを叶えながら「自身の知る崩壊した日本」という未来を変えるために一人戦う物語・・・なのですが、これだけ聞くとまるで麻雀関係ないじゃないのっていう感じなんですが、そこに麻雀をねじ込んでしまえるのが能條ワールドの面白さです。
立花幸一という研究者が研究中の「常温核融合」、これが完成すればエネルギー問題は解決し、未来に起きる原子力の暴走による日本の崩壊は防げるという。
その立花幸一は趣味の麻雀がかなりの猛者で、芸能人や著名人を集めた「麻雀最強戦」にてキレた対戦相手に殴られ、殺されるのである。
その未来を変えるため、「リペアマン」は静かに麻雀最強戦に介入していく・・・。
うー、この能條ワールドたまりません。
何よりリペアマン自身が直接手を下せず、人の脳裏に近い未来を見せたりすることで運命を変えさせようとするというのがドラマを深めています。
人間的には結構クズめな立花幸一を守らないといけないのは絶妙で、その対戦相手で殺してしまうはずの村木健は麻雀に「美しさ」を求めるという能條作品らしい強い個性のキャラ。

- 作者: 能條純一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/10/17
- メディア: コミック
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今度能條ワールドの面白さについて熱く語ってみようかなと思います。
画力と勢いで押し込んでいく能條作品、一度読めば激ハマリしますぜ。