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Serial Experiments Lain: Complete Series [Blu-ray] [Import]
- アーティスト: Serial Experiments Lain
- 出版社/メーカー: Funimation Prod
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: Blu-ray
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最近この「serial experiments lain」というアニメに恐ろしくハマっていて、面白すぎて一気に観るのがもったいないので一日2話ずつくらいで我慢して視聴している。
「lain」そのものの感想はすげえことになる予感がしますが、観終わったら書いてみます。
さて、そんな中で作中に「ザナドゥ計画」というものの話が出てくるのだが、これがやたら詳しい。提案した人、その概要、そういうのがナレーションで淡々と語られる(ヒストリーチャンネルみたいに)。
あまりにリアルだなあーとか思ってググってみたら、本当の話だったわい、「ザナドゥ計画」。
ザナドゥ計画 - Wikipedia
Wikipedia様から。
1960年にテッド・ネルソンという人が発案した情報通信の形……という説明でいいのかな?インターネットとかそっち方面の話だ。
今普及しているworld wide webと違って、ザナドゥの場合は一方向へのリンクではないらしい。だからザナドゥだとリンク先に「not found」が起きないのだとか。ちょっと分からなくなってきた。
個人的に重要なのは情報の双方向性の高さ、「ザナドゥのほうが各情報同士の連結が凄まじく密度が高い」って所だと思っていて、なによりザナドゥのイメージさせるそれは、完全に人間の脳みそのシナプス回路ってことだ。
結局ザナドゥ計画は資金的な問題、チーム内部の方向性の違いなどでなかなか進まず、1998年にようやく不完全な形のザナドゥが公開されるのだけれど、そのシステムの複雑さから普及に結びつくことは難しく、皆さんご存知のとおりworld wide webが世界のデータ通信を席巻することになった(しかもworld wide webにはもともとザナドゥ計画のメンバーだった人が関わっているらしい。無念)。
私なりの解釈を端的に表現すれば、テッド・ネルソンが目指したものというのは「情報通信空間に脳みそを構築する」ということに他ならない感じで、全く文字通りの意味で「電脳」なのだが、そりゃ実際の脳みそのこともよく分かっていないのにデータで脳みそ作るのはまだまだ難しいんじゃないの?とは思う。
でも未来にザナドゥが完成に近づいていくことに対して、結構な恐怖を感じるのはSFの観すぎか。
世界の情報ネットワークが全て双方向性を持った時、それが一つの脳みそとして覚醒した時、自我に目覚めるんじゃないかと考えるのはさほど不自然なことではない気もするのだが。
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- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/12/19
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こういうことになってもおかしくないんじゃねーかなと、割とマジで思う次第である。