心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

青春×総合格闘技!「オールラウンダー廻」

こんばんは、一歩です。


現状独学でいろいろやってる程度の自分ですが、そんな自分のスーパーオススメ漫画。

「オールラウンダー廻」をご紹介します。


主人公の高校生、高柳廻(メグル)は「修斗」と呼ばれる総合格闘技を習い始めて半年。
初めて出場したアマチュア修斗大会の相手は、7年振りの再会となる幼馴染の山吹木喬(タカシ)。
圧倒的な差で負けたメグルは、それまでなんとなくやっていた修斗とちゃんと向き合うようになります……。


今までバキとかタフとか餓狼伝とか読んできましたが、この「オールラウンダー廻」は同じ格闘技漫画でも質が全然違うのです。
とにかくリアル。
それは実在の競技である修斗が舞台であることからも伺えますよね。


作者の遠藤浩輝さんの画もすっきりしていて読みやすく、複雑になりがちな格闘描写も丁寧に表現されています。
で、作者が格闘技に明るいおかげもあってこれまたリアルリアル。ガードポジション中の足の使い方とか、そういう細かいところまで本当の総合格闘技のそれです。


格闘技に興味はあるけどあんまり詳しくないなー(つまり自分なんですけど)みたいな人には、技名と画とセットでパッと入ってくるので、もはや教本的な意味合いまで!
ホレッタスイープとかスタースイープとか、ラペラチョークとかはこの漫画で知りました。


そして同年代のジムの仲間たち、プロにもなっている先輩たち。
試合を通じて知り合った対戦相手や、相手ジムの人々。
はじめは弱かったメグルにも自分のファイトスタイルが生まれてきて、確実に成長していく。


友情、ライバル、主人公の葛藤と成長。青春モノの定番な所も押さえてます。


総合格闘技版スラムダンクのような作品。
「オールラウンダー廻」、一度手にとってみてはいかがでしょうか。
この漫画はもっと評価されていいと思います!