えー、テレビを新調致しました。
1年近く全く映らない置物と化したブラウン管テレビを置いていた場所にやって来たペラいテレビ。
「いや、今更かよ!」という声も聞こえてきそうだが、色々ドラマがあったのです……。
「映らなくなった」ってのは地デジの時代が来て、砂嵐オンリーになったという訳ではない。
むしろ地デジの時代が来ても、「まあテレビはリビングで観れるし、ほとんどゲームとDVD観るのにPS3を起動してるだけだし」という理由で、老体に鞭打って働かせ続けていたのだ。
そんなある日。
「やめよう?やめよう?やめようって?もう遅ェんだよ、何もかもッ!!」
「ニーアレプリカント」をプレイ中の私の目の前が真っ黒になった。
鬱ゲーであるニーアのシナリオに打ちのめされたという訳ではない。まあ打ちのめされたけど。
「ブチッ」という音と共に、突然テレビの電源が切れたのである。
はじめは何が起きたのか分からない事態。
10分ほどおくと、何事もなかったかのように動くテレビ。うむ。大丈夫だ、問題ない。
それからもしばしば同じことが続き、その頻度は高まり、ついに二度と目覚めることはなくなった。
ありがとうテレビ。
そして昨日来たのが新しいテレビ。
ようこそ。
ペラい。
キレイ。
音も心なしか良い。
特にペラいのがいいね。財布なんかを置いておくのに素晴らしい場所がテレビ台の上に誕生した。
完全に動かなくなるまでテレビを使い切るのも、なかなか珍しいんじゃないかと思う。
なんだか哀愁湧いてきた。
別れは明日か明後日になる予定。
どうぞ、安らかに。
文中