支持したい政党がなくなってしまった

自分は「反安倍政権」であって「反自民党」ではないんだよね。だから盲目的に安倍政権打倒のみを訴えてる知識人の皆さんのスタンスを正確に知りたいところはあるんだが。

図解 はじめて学ぶ みんなの政治

「選挙行けや！」と周囲の友人知人に言ってるし自分は毎回行ってますが、じゃあ自分はどれくらい政治に詳しいのかっつーと全然浅いので、本読んだりYouTubeの解説動画を観たりしながら知識を蓄えておりますよ。

そんなこんなで「やっぱり現政権はちょっとなぁ……」と思う一方で、国会では野次を飛ばしたり批判をするだけで具体的な対案が出せない、何のためにいるのこれ？みたいな野党だらけなことも分かってきたので、次の選挙どうすりゃいいんだ……ってなってる。

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最低賃金の引き上げとか比較的分かりやすくて、野党のいくつかがこれを言ってますが。
実際にこれを急激な速度でやると「雇う側が一人当たりにかかる金銭が増加するため雇う人数を減らす→さらに時給制なら労働時間を減らす→結果失業者や貧困層が増える」ってあたりまで経済学者とかと話し合ったら出てくる話のはず。というか事実として韓国では最低賃金を一気に引き上げたことで失業率が上がった。逆にイギリスは慎重に引き上げていったから失業率は下がらなかったようですが、つまりそういう論点が欲しいのよ。立憲民主党の「5年かけて1300円まで上げる」は本当にやったら地方とか終わると思います。どうやったら破綻せずに実現できるのか説明してください。
最低賃金引き上げ自体はいいんだが、その下準備や引き上げていく段階の話までしてくれないから野党の言ってることが夢物語で終わってしまうんだよなあ。れいわ新選組とかほぼ全てのマニフェスト「できたらいいね」っていう夢でしかないから。それをゴールにすることは良いが、そこまでの間を現実に即して考えないと意味ないですよ。一応山本太郎議員のマインドに関しては素敵だと思いますがね。マインドは。

他には「消費増税ストップ！」まではいいんだが、ストップした後に野党はどうしたいんや？が見えない。
今のシステムのままだと増税止めただけではやっぱり経済的には保たないのも事実だと思うので、与党のいう社会保障の財源を他の何処から捻出するのかも言わないとダメでしょう。この辺まで言ってるの野党でも本当に一部の議員さんだけだと思う。だから「党」という枠組み自体で支持しようと思えないんだよ。その一人がちゃんとしている人でも、その党の他の大多数が仕事してないんだもの。

現政権のままではこのまま緩やかに日本は衰退していくんだろうなあ……と思う。
でも一部の野党は現政権を倒すことが「目的」になってしまっていて、それがより良い国を作るための「手段」「通過点」でしかないことを忘れている。
もうこうなったら、自民党内の自浄作用みたいなものに賭けるしかない……っていう。期待とかじゃなくて、賭けるしかないのがきちい。
そうなると支持政党が自民党になってしまうが、今の自民党にその自浄作用があるかというと……という。

なんで与野党でただ喧嘩してるだけみたいになってるんかねえ。与野党で討論してさ、最終的にどちらとものいいとこ取りの政治作ってくれよ……。

枝野さんが立憲民主党作った時は結構世間含め盛り上がった記憶があるんだけど、あれから時間が経った今では……っていうね。無茶な政策言うか政権批判しか聞かなくなった気がする。
まあ色々書いてきましたけど、とにかく選挙に行かなきゃ変わらない。そもそも行かない人は、どこの政党でもいいからまず投票だけはして欲しいっすわ。若い人たちの投票率が低いの分かってるから、現役世代に対しての政策ガバガバで高齢者の社会保障ばかり論点になるんだから。

これまではなんとなくテレビで観た情報だけで「自民党はやべえ」みたいな感じで他の党に投票していた僕ですが、今回からはよく考えてどうするか決めないとな……。