友人と二人で静かに別れの会を開いた。
友人との別れではなく、真イカのパプリカソースとの別れの会。
原材料であるイカの高騰などが原因で、次のメニュー改定と同時になくなることが決定した。
そんな真イカのパプリカソースとの別れ。まだ改定までは食べられるけど。
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普段はぶっちゃけ何も考えずにたまに頼んで食べてただけのイカも、こういうことになるとなんだか味わい深い。いつもよりよく噛んで食べる。噛めば噛むほど味が出るのはイカだからか、切なさからか。
食べながら思ったんだけど、こいつを思い切ってアーリオオーリオあたりに入れてしまっても美味しそうだよな。海鮮ペペロンチーノ風みたいな。
パプリカソースが全くクセのないものだから、逆説的に何にでも合うような……サイゼリヤメニュー界の名バイプレイヤーだったような気がします。
ついでに……そんな感じで注文していた真イカのパプリカソース。
普段はなんとも思わないけど、いなくなると分かってから大切さに気がつく、そんな人間のよくあるパターンのやつ。またいつか復活することを願いつつ。
