心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

にぼ銀は仙台人にはまだ早すぎたのか、それとも

「にぼ銀」がひっそり閉店していたらしい。


煮干し全開ラーメン「青森ラーメンにぼ銀」 - 心の雑草
もうこの記事書いたの3年弱くらい前ですか……。
僕はスープ結構好きだったんですがね、閉店してから言うのもなんだがこの店はね、ラーメン以外の部分に問題があったお店な気がしますわ……。

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ラーメン屋にしてはキャパが多すぎるのがまず一つ。店内も広いし、席数も伴ってかなり多かったんだよな。
単純ににテナント料もそれなりだったと思う。あの席数だし。翻ってその席数がコンスタントに埋まる程度に繁盛してないと厳しいものがあったんじゃないかなあと。デカい箱だとそれだけリスクリターンが大味になるといいますかね。


二つ目がお店のシステム。
ざっくり言うとフードコート形式で、食券渡して座って待ってると、自分のラーメンができたタイミングでアナウンスされるので自分で取りに行くというもの。
広い店内ってことも相まって地味にめんどい。フードコートならそういうものと割り切っているが、ちゃんとした一つの店舗でこれをやるのはちょっと違うような。それなりの金額でラーメン頼んでいるわけですからね。
そういう感じだから客席の手入れも行き届き切らないというか。レビューサイトの書き込みでは「テーブルが汚い」みたいな意見も見えましたし。


味的な話で言えば、リピーターが増えにくいのもあったのかもしれない。カルト的なラーメンだから、ハマったらハマるが逆に言えば……ぶっちゃけ大多数の人にはハマらないラーメンだったと言える。というか結構美味いと思った自分でさえリピートはしなかったわけだから、日常的にちょいちょい食べるには味が前衛的すぎたのかもしれん。
流行の煮干し系ラーメンって、煮干しのみってわけじゃなくて鶏なんかの動物系スープに煮干しのインパクトを重ねているようなものであって、上手いこと煮干しの悪い部分を隠すようにしていると思うんですな。
にぼ銀の場合は意図的に煮干しのエグ味とかも味として取り入れるベクトルだったので、そういう意味ではまだ早かったというか、一般ウケするようなものではなかったのかもしれない。
青森生まれなのに青森の本場煮干しラーメン食べたことないから比較ができないんですがね。青森の煮干しラーメンも同じようなレベルのエッジの効き方してるのかなあ……。実家に帰る機会があったら食べてみたいところ。


ちなみに跡地には別のラーメン屋さんができるらしい。
ネットで見た感じオシャレ系のラーメンっぽいが、同じ店舗の居抜きならやっぱり席数は多いので……どうなるか分からないですね。とりあえずスタートダッシュの時点で、ちゃんと広告とか宣伝しないとダメな気がするわ。