心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

終身雇用なんてだいぶ前から崩壊始まってたと思うけどな

経団連会長が言っちゃいけないだろ」みたいな意見もちらほらあるけれども、個人的には「今更認めたか」っていう印象の方が強い。むしろ嘘つくよりもちゃんと現実見て発言できるあたりは誠実なんじゃないですかね。
まあこの事態を招いたのが、それこそ経団連なんじゃねえの?とか思ったりもするんだけれども、そういうのは置いといて現実問題としては現代日本で終身雇用を前提として働く方が非現実的な時代になっていると思います。

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世界的に見たら日本の今までの方が不自然なんだと思う。
「転職する」ということが多様なスキル取得に繋がり、プラスのイメージも持って理解されるのがアメリカなんかのイメージなんだけれど、日本って転職自体が悪いイメージとリンクしている……気がする。

で、問題点は雇う側・雇われる側の考え方のズレですかね。
日本はそもそもキャリア形成って考え方が希薄なんだよな。長年の終身雇用というシステムがそれを産んだのかもしれないが。
若者はそういう考え方も柔軟に受け止めていると思うけど、社会システムとか会社のトップとかが何処かで終身雇用のやり方をベースに動いているのが現状かなと。「そのやり方しか知らない」中で、その箱の形を変えようとしないまま転職だキャリアだ言い出すから歪になっているような。


一回根本的なところから壊して作り直すくらいレベルじゃないと無理でしょうな。でもそんなことしたら今の会社だいたい崩壊するだろうから無理。というかあまりに遅すぎた。
正規雇用者が激増していく今の社会で、正社員の雇用レベルを非正規に合わせる形でバランス取ろうとしちゃうような社会で、もはや終身雇用自体にメリットがなくなってきていませんかね……。