心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「いしまき市」から垣間見える大臣の本質部分

またまたやってくれた桜田大臣です。

「言い間違いくらいでいちいち目くじら立てるなよ」みたいな意見は結構あるようだが、この人の何が問題かというと言い間違いみたいなポンコツ発言が多いってことじゃない(大臣って立場からすると問題なんだけどさあ)。

今回のは以前の「がっかり」発言とは少し意味合いが異なるんですね。
「五輪担当相が五輪聖火台の返還式典が行われた場所の地名を何度も読み間違えた」んだよ。これ含め、USB知らないとかオリンピック憲章読んでないとかの発言と行動から見えてくることに本当の問題がある。
……とか書いてたらよお、この人ついに言ってはいけないレベルの失言放って辞任ですか。「復興より議員が大事」って、議員は一番大事な復興のためにいるんじゃねえの?何のための議員なの?
ま、失言とかの前に単純に能力が足りねえんだけど……それも考えてみると理由っぽいものに行き着いた。

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学ぶ意識が皆無の担当大臣

さて、とりあえずサイバーセキュリティと五輪担当との共通のこの人のスタンスとして「自分が学ぶ気がない」ってのがある。
USBを知らない発言の時は「知らなくても部下に適切な指示は出せる」とかなんとか。
オリンピックの担当大臣になったにも関わらず、オリンピック憲章を「自分では読んでいない」と恥ずかしげもなく言えてしまう謎のメンタル。オリンピック担当になったんだから読めよとしか言いようがない。

この人はまず自分の役職に対する自己意識が恐ろしく低い。付随するように責任感も著しく低い。あと恥の意識もゼロ。自分が担当することになった部署の業務に関することを学ぼうとすらしない点の意味が分かりません。
サイバーセキュリティ担当大臣がUSBを知らないって発言して、海外のニュースで「桜田大臣からはハッカーが何も情報を盗めない。彼こそ最強のセキュリティだ」とか痛烈に皮肉られても「有名になった〜」みたいに喜んでるんだぞ。俺なら恥ずかしすぎて人前になんて出られないよ。

もはや徹底的に「意地でも自分は努力しない」っていう謎の人種なのかもな。こんなんでも大臣できるんだねふーん……って。ランダムで選択したその辺の中学生とかですらもっとまともに職務と向き合うと思うぞ、マジで。中学生くらいなら、すでに桜田さんよりはサイバーセキュリティできると思うし。

「いしまき市」もまあ同様で「学ぶ意志がない」「自分の職務への責任感がない」「間違っても別に恥ずかしいという意識がない」あたりが連結し、何度も「いしまき市」と間違った答弁できちゃうんだろうね。一回注意された時点で普通は「ちゃんとしねえと!」と思い直し、ミスはしない程度のレベルのことを短時間に何度も繰り返すあたりよ……。
緊張でこうなったとしても結局議員として人前に立てるメンタルではないってことになるし、どう転んでもっていう。

言葉の持つ力を理解していない大臣

最近の議員さん全体的な話になるけど、ある種言葉で戦うような職業でもある議員が失言連発するのって本当に怖いんですわ。言葉の持つ力を分かっていない。

言い間違いや失言が多ければ多いほど、聞いている側は信用ならなくなる。結局一番重要な「信頼」を、自らガンガン削り取っていくわけです。
言葉の選択とか、普通の人ならまだしも議員にとってはめちゃくちゃ大事なスキルだと思うのよ。それが普通の人よりもぶっちぎりで出来てなかったのが桜田さんなのよ。失言の回数が多いのは、イコール言語化する時の選択にそれだけミスが多いってことなんだよ。「がっかり」とかもその延長線上にあると思う。


トータルでいうと失言自体が問題というよりも、失言連発する人間性にこそ大臣として適切でない理由がある。能力が低いことよりも、能力を鍛えようとする意志がないところにこそ理由がある。
……今までの人生ずっとそうやって自身を成長させないできたから、現状「無能」なんて言われてしまう現在のスペックが完成したのかもな。そして相変わらず自分を成長させようという意志はないままなのでしょうね。
……何故議員になれたの?