心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「ヴァンピール 吸血鬼伝説」の想い出

「ヴァンピール 吸血鬼伝説」はアートディンクから発売されたPS用のゲームソフトで、タイトル通り吸血鬼が主役なんだけど……そのゲームデザインが凄くシブいんですね。

ヴァンピール 吸血鬼伝説

ヴァンピール 吸血鬼伝説

主人公の吸血鬼クリストファを操作して、悪の吸血鬼デュランを倒すってストーリーなんだけど、直接戦うことは全くといっていいほどない。

このゲームでは舞台となる村や町の人々を吸血してしもべを増やし、それによって増える臨界体力という数値を増やしていくとクリアっつー感じの……アクションと見せかけたシミュレーションみたいなゲーム。
でもその実はそれぞれの町で暮らす人たちの生活を見ながら楽しむアドベンチャーゲームだったりする。

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昼間は吸血が出来ず、人々と会話をしながら親密度を上げたり情報収集をする。
夜は吸血したり、そうしてできた自分の配下と敵の配下との戦いを見たり、第3勢力的なヴァンパイアハンターも町を闊歩するぞ。


とまあ色々書いてきたけど、このゲームの一番面白いところは昼のパートなんですよね。
それぞれの人に親密度が設定されていて、何度も会話をして仲良くなると必要な吸血回数が少なくなる。
そういう意味でも昼間の会話は大事なんだけど、その時の会話の内容とかが秀逸なんだよなあ。ちゃんとそれぞれの人によって内容が違うので、世界観作りに一役買ってますよ。


小さな農村メドヴェキアから始まり、港町カルシュタット、そして最後は大都市ロンドンへと舞台は移っていく。
ロンドンにはジャック・ザ・リッパーも暮らしてたりして(もちろん親密度上げて吸血すれば配下になる)この時代のロンドンでどこか退廃的な空気感が心地よい。

ゲームとしては正直荒さが目立つけど、雰囲気ゲーとしてはかなり秀逸だった記憶がある。
もう一回やりたいなあ……PS4でプレイできる方法とかないだろうか。