心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

バキ道 第6〜10話感想

連載2週目は102ページです。しかしすげえなコレ、毎週100ページ以上読んでる……読まされてる?

週刊少年チャンピオン2018年45号 [雑誌]

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これ先週のチャンピオンですけどね。
今回は独歩ちゃんの語る「相撲」とは何かが焦点です。

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第6話「空手の真実」
神心会空手本部道場にて、向かい合う愚地独歩と加藤清澄。
間合いを詰め、目を突く加藤の指を頭突きで迎撃する独歩。続けざまに放たれた後ろ回し蹴りの軌道上にはすでに独歩の姿はなく、倒された加藤の顔面のすぐ横を踏みつける独歩……勝負ありである。
人格形成とかなんとか、表向きは綺麗事言ってるけど……空手をやる理由はシンプルに「喧嘩に強くなる」。真実は声高に語られないもので……。

独歩が語った空手をやる理由。これは漫画版「餓狼伝」にて伝統派空手の神山徹が語ったやつと同じです。

第7話「世界(ジャンル)」
組手を見ていた刃牙を含めて3人で会話。「愚地独歩にとって、相撲とは?」を問う刃牙に対して、独歩はたっぷり語ります。
空手を含め武術家にとって、ある種何がいつ起こるか分からないような路上の戦いこそが本番であるのに対し、相撲はその全てが土俵の中で完結している。
独歩が敢えて「見ないようにしてきた」相撲。強いということを認めた上で、加藤に相撲で試合おうと言い出す独歩。
加藤の前蹴りが自身に当たる寸前に突き出した両手は、加藤を道場の壁まで飛ばした。

第8話「刃牙と独歩の一番」
相撲の長い歴史の中、今に残された技。それらに牙がない……わけがなく、むしろ有効な技術だけが残ったと見るのが自然であると独歩は言う。
刃牙のゴキブリダッシュを使った「立ち合い」受け止め、右手の突き出しで刃牙を壁まで飛ばす独歩。
「効くわそりゃあ…ただのー愚地独歩の掌底突きだもの」とは加藤の弁。

第9話「醜足(しこあし)」
徳川邸で同じリズムで響き渡る地鳴り。それは野見宿禰が庭で行う「四股のようなもの」の音だった。
四股ではなく醜足。
土地を清め、土地を鎮める。土地に棲む邪気を払い、魂を沈めこむ。それが醜足。
そんな野見宿禰が望む対戦相手は、力強き者。徳川光成が連絡を取ったのは……。

第10話「ミスターアンチェイン
アメリカ・アリゾナ州立刑務所。
ビスケット・オリバの元に「野見宿禰と相撲をしないか」という連絡が入る。
自分よりも「力持ち」であるらしいことに怒りを感じるオリバは、東京へ向かうことを決めた。
……10話はほとんどアリゾナ州立刑務所の説明だから感想も何もないな。


って事で今週の連載では、独歩とオリバが動き出した。
独歩の持つ空手観と相撲観……の話は別に関連してないから、これで2話も使ったのはよく分からない。とりあえず独歩が相撲もちゃんと研究してるのは分かったけど。
そして野見宿禰の立ち位置が完全に宮本武蔵のそれで、ちょっと怖いところがある。武蔵よりは常識・良識はありそうだからそこは大丈夫なのかな。あと出自についてはまだ触れないのかよ。
野見宿禰の初戦はオリバになりそう。つまりオリバが負けるんですね……また咬ませ犬にされるキャラクターが増える。

ピクル・宮本武蔵の2人で分かったけど、すげえ強いキャラ一人を軸にしようとするとグズグズになるんだよな。その流れでいうと今回も危ない。
新キャラ何人かまとめて出せないもんかね。死刑囚編ってそういう意味で言えば悪くなかったよね。