心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

西郷どん 第33回「糸の誓い」感想

お龍さんの初登場シーンが入浴かよ……っていう。
坂本龍馬襲撃されましたよ!な寺田屋事件が、オープニングが流れる前にサッと処理されてしもうた。

今安くなっている「ラストオブアス」をプレイしてるんだけど、登場人物の心の機微とかが本当に上手いなあと。
ついつい比べてしまう、今年の大河の……なんというか、ざっくり感よ。

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なんで歴史事件をバッサリ省略するんかね。そっち薄めてまで描いているパートに魅力を感じない人からするとキツイ。
ストーリーとしては一応龍馬とお龍の仲良しぶりが、西郷さんと糸さんとの関係への導線なんだろうけどね。


「お龍さんみたいに、自分の旦那さんを直接まもりてェ……」糸さん。
そしてお龍さんが風雲児状態やな。奥ゆかしさ皆無……と思いきや、この言いたいことハッキリ言うのは薩摩にはいない気風の女性でしょうか。あと一蔵どんが危ない。


すっかり今年の龍馬は凄腕商人だな。
幕府にはフランス。薩摩にはイギリス。
なんだろう、ずっと今年の大河「西郷がなにかした」感が薄いんだよね。長州征伐とか一応ノーダメージクリアしてるんだけどさ。

何故慶喜がここまで長州征伐にこだわるのか?がこれまた薄味っつーか。

「人が出来んことをするのは気持ちがいい」
坂本龍馬がサラッと言ったこの言葉、場面的にも割と軽いけど言葉が持つ意味や深みがデカイっす。
西郷さん、シェリー酒が好みなようです。

龍馬が西郷の足みたいになってる。
そしてなんか知らないうちに共鳴しあった糸とお龍。だからこの辺をもう少しだけ前フリして欲しいなあって思うのは、観ている僕の感性に問題あるんか。


パークスの中の人は日本語話せる人だったか。セイン久しぶりに見た。
パークスは何故ブチ切れたのか。
英国軍艦・プリンセスロイヤル。プリンセスロイヤルってすげえ名前だな。
「宴会しかしねえから、何したいのか分からねえんだけど」パークス正論。
幕府と朝廷のダブルシステム、確かに日本の政治構造は他の国からすると理解出来ないよねこれ。

「この西郷がやります」って。
「薩摩が……いえ、この西郷が正します」って。
なんだろうね。どんだけ自分に力があると思ってんだよってね。ちょっと鼻に付くなあ、ここまで言うと。


しまった。忘れてたわ。今週のタイトル的に、主題は糸さんだった。もう西郷とパークスの議論を軸にして良かったんちゃうんかなって思ってしまったわ。
愛加那は西郷を蘇らせた人。「そんな女子じゃ」で「よう分かりもした」ってなるかよ!説明足りないやろ!!そういう概念的なこと聞きたかったの?
愛加那引き合いに出すと、やっぱ糸さん弱いよね。なんというか、ストーリーとしてのキャラクターとしても。


パークスとも友好的になれて、子供が出来たりして、まあいい感じですか。
ところで長州はどうなってんの?坂本さんも。

ついに次週将軍・慶喜が産まれる。