心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

西郷どん 第25回「生かされた命」感想

ドラマとしては半分以上終わったところでこれか……っていう。
一言でいうと今年の大河「薄い」よね、なんか。

人斬り半次郎 幕末編 (新潮文庫)

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そろそろデカくなった半次郎の再登場とかしねえかな。
とにかく主人公の歴史との絡みすら薄いのがキツい大河、今週もスタート。生麦事件だけど、これも西郷さん関わらないところで始まって終わるやつでしょうか。

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「天と人が俺を生かした」ですか。
剣豪っぽいおっちゃんの過去が今、明かされる。
この人も調べてみると結構面白いんよね。


一休さんのとんちみたいな感じで「いやいや牢に入れろとは書いてねえ!囲いってしか書いてねえ!」とねじ込んだ結果、西郷さんの牢が普通の家レベルになっちまった。
「生かされている」をしっかり演出してきやがる。


子供たちの身分の差の問題行きますか。このへんはマイケル・サンデルの授業みたいですね。
身分ってそもそも誰が決めたんすかねぇ?みたいな。


生麦事件来たァ!!
薩摩剣術は半端じゃねえからな。
あと「腹ただしい」って言ってたよね。「腹だたしい」だよな、正しいの。細かいところだけど言葉のミスはダメじゃないのかなあ。


戦いてえ島津久光。焚きつける大久保一蔵。
エゲレスは沖永良部ではなく、薩摩に向かってるよ。
沖永良部で起きたのはおっちゃんが薩摩に帰ろうとしていた事件。共に島津斉彬の教えを胸に秘めていた。


沖永良部ディフェンスの作戦は、丸太によるプレハブ大砲システム。「遠くから見たら大砲に見えりゃそれでいい」という。ハッタリディフェンスですね。
こういう時にはじめに手伝いだすのが子供ってのがありがちだねえ。こうやって西郷さんの教育で島の子供達が変わるってのはいいんだけどさ、相変わらずそこまでが薄いよね。
ナポレオン・ボナパルトの名前を大河ドラマで聞くとはな……。


薩摩半端ないって!国相手に戦って藩が守り切るもん!そんなん出来ひんやん普通!!その様子が手紙のみってのがまた。
んで西郷さんに帰国命令。その命令が出た理由を説明をしてくれ。


今週の話って、歴史としては生麦事件&薩英戦争が始まって終わったという地味に大ボリュームのはずなんだけど、それを全く感じさせない淡白さがたまらねえよな。
ドラマ的には「革命」をおっちゃんから習得した西郷ってだけかね。


最後にしゅっと愛加那足してきた、みたいな展開。
やるならやるでちゃんとやるだし、こうやって詰め込むぐらいならいっそやらないでいいというか。
二階堂ふみがこの数分だけでこれだけ魅せてくるからこそ、やるならもっとたっぷり最後の別れをやればいい。なんか中途半端に感じるんだよねえ……。


次回は坂本龍馬くるっすね。
「西郷、京へ」。何回めの京だ。