心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

西郷どん 第23回「寺田屋騒動」感想

寺田屋事件っつーと坂本龍馬が出てくるけど、ちょっと調べてみたらもう一つの寺田屋事件がありました。今回のはそっちの寺田屋事件っすね。

島津久光の明治維新 西郷隆盛の“敵

島津久光の明治維新 西郷隆盛の“敵"であり続けた男の真実

これウィキペディアとか見ると結構面白いんだけど、島津久光と「久光じゃダメだ」と思っていた薩摩藩過激派とがついにぶつかり合った大事件のようで。
これまた結局西郷さんはあんまり関係ないかもしれぬ。今年の大河こういうの多くねえっすか。
そもそもずっと観てきて思いますけれども、西郷さんはほとんど何もしてねえよね……。

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久坂玄瑞とか、まあとりあえず交友関係は凄まじく広いんだよね。とか思ってたら大久保さん来ましたね。

大久保一蔵氏、なんかもう言ってることが分からない。
島流しの前は「死ぬなー!」と言っていたのに、今になったら「もう死ねい!」だからなあ。どうしたいんだよ。

なんだよこの一人号泣し、一人は腹がなり、切腹命じられてる当事者が笑ってるサイコ会談は。
そこからの「ウナギ取るぜェ!」
「懐かしいなァ……」
「みんなで勝負じゃあ!!」
どうしよう。なんか今週は特に意味が分からないぞ。僕が冷え切ってしまったのでしょうかね。
西郷隆盛の青春」に舵を切りすぎじゃね?その青春の部分をちゃんと歴史の中で描けていたのが真田丸ではなかったかなあなどと。


もう島津久光主人公の大河ドラマ観たい感じ。
あと島津久光が上洛するまでの流れとかは完全にカットして「既に上洛している」ところからなのね。
斉彬の名前が出た瞬間にビクッと反応する久光は、まだお兄さんの影を追いかけているんでしょうか。
んで、はい。西郷さんは再び島送りです。


あとは西郷さんが薩摩で一旦待機している間に寺田屋騒動起きるのか。
島津久光がこの時点では「倒幕」ではなく「公武合体」だったというのをもっと説明した方がいいと思う。
本当に歴史事件と西郷さんが関わらないね。

朝廷からの詔のパワーはすごいからなあ。自身の軍事行動が完全正当化されるようなものですから……。
仲間同士で斬り合う。この事態そのものは悲惨だし、ドラマチックだし、どこか感動的でもあるとは思うんですがねえ……。寺田屋騒動までの積み重ねが薄いと思うんです。今週の1話だけで始まりから終わりまでの感情の機微とかを詰め込まれても、足りない。
これさあ、なんで寺田屋騒動を45分でやろうとするんだろう。ウナギ取るくだりとか先週の終わりあたりに差し込んでおいて、今週をちゃんと事態が悪化していく部分と寺田屋騒動そのものにしっかり割いたりすりゃいいのに、とか思って。


次回「地の果てにて」。
なんか懐かしい人達が再登場ですか。