心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第196話「供養」感想

全く懲りていない様子の徳川翁。というより、産まれながらに徳川家の血を引き、おそらく何も苦労することなく、やりたいことは財力と権力によって全てやることができ続けてしまった老人の末路って感じもするけどな。

〜今週のあらすじ〜

宮本武蔵の肉体を今のままで保存する……刃牙と武蔵の戦いから1週間後、格闘士たちはその保存が進行している最中の武蔵の前に集められた。「こっちの都合で武蔵の魂を出し入れするつもりか」と問いただす刃牙に「例え戻らなくても、この肉体のこのまま保存することこそが供養だ」を返答する光成。

その後刃牙だけが光成に連れられて入った部屋のテーブルに、一つの輝く石が置かれていた。
その石を作ったのは「スクネ」だ。

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また懲りもせず思い付いた新キャラ登場でしょうか。武蔵に飽きたからあの終わらせ方、でもう次に描きたい「スクネ」なるものに移行したみたいにしか見えないあたり、ヤバイです。


で、問題の「スクネ」。

格闘技に関係する言葉として調べると「野見宿禰」が出てくる。
簡単にいうと相撲の元祖みたいな人です。ただ約2000年前の出雲国にいたという力持ち、みたいな半分神話クラスの人。
仮にこの人?を指しているとすると、武蔵に続き野見宿禰も召喚した展開になる。もうやめようぜって。あと野見宿禰のDNAってどうやって手に入れたんすかね。東京と兵庫に野見宿禰神社がありますけどね。


ほかに「スクネ」で刃牙関連というか板垣先生関連だと、かつて刃牙より結構面白い感じだったのに休載して止まったままの漫画「餓狼伝」の原作である、夢枕獏の小説「餓狼伝」にスクネ流という武術の流派が登場します。
原作の方のデータだと皇室の御傍守として、天皇家などのボディガード的な一族が修めていた武術。毒の知識も豊富で、餓狼伝の作中では今のところ毒の面が強く描かれてます。
ということで、このスクネ流で石を超握力で握って金剛石を作る話は不可能っぽいので可能性薄かな。


残念だけど今のところ野見宿禰の流れになりそうかも。相撲の神様的な存在だし、力持ち設定からは自然と「石を金剛石にした」話は繋がるから……。

なんだかなあ……ただ武蔵編の結末がゲロくそ酷かったから、反動で「あれ?面白いぞ」となる可能性はあるからね。
前向きに捉えてみよう。今のところは。今のところはね。