先日スカパーでアニメ「日常」を観ていて、こんな場面が出てきまして。
部活の先生が「褒められて伸びるタイプと、叱られて伸びるタイプがいる。その辺は先生の勘で判断していくぞー」と。
オチとしてはその判断で叱られている女の子が、心の中で「私は褒められて伸びるタイプだよ……」みたいな感じで終わる4コマ漫画的な軽いやつだったんだけど、ふと「そもそも叱られて伸びるタイプっているの?」ということを少し真面目に考えてしまった。
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そもそも「俺、叱られて伸びますよ!」っ言う奴見たことないしね。
あと問題の土台として、叱る側のスキルってメチャクチャ高くないと人を伸ばせません。叱ってるように見えてただ怒ってるパターンも結構多い。結局は叱られている人のために叱ってないんだよな。
モチベーション下げるのはやっぱり伸びにくくなると思うので、正しい叱り方を敢えて言語化すると「やる気出させつつ改善点を教える」みたいな感じになるんだけど、それ叱ってないよね。的確な言葉があって、それをアドバイスと言う。
叱られるよりは褒められた方が伸びそう。とりあえずモチベーションは上がるから。
あとは基本的に「叱る側」の問題だと思うんで、ちゃんと叱れない人は安易に叱るのやめような。「お前の気分がイラついてるだけだろ」みたいなのは簡単に見抜かれますよというお話。
ちなみにアドラー心理学では褒めることも叱ることも否定してる。褒めるも叱るも相手を自分より格下に見ているからこそ起こる対応法だから。
この「褒めるのも叱るのも封じる」状態、恐ろしく難易度高いです。
今改めて「嫌われる勇気」を読み返しているけど、結構実生活にフィードバックできることは多そう。