心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

仙台在住の人間が語る、山形駅周辺の楽しさ

仙台からだと仙山線に乗るだけで行くことができるのが、山形駅

実は年に1〜2回くらい、小旅行的に日帰りで山形に行くことがある。山形駅の魅力は、山形駅からの徒歩圏内に楽しめるスポットが大量にあること。
仙台と比較すると、仙台は「駅のすぐ近く」というものは意外と多くない。仙台駅からさらに地下鉄やバスを利用することになる場所が多い一方、山形駅の場合駅から歩いて行ける距離感の場所が多い。

となりの県に住んでいるからこそ分かる、山形駅の日帰り旅行適性の高さ。

ことりっぷ 山形 米沢・鶴岡・酒田

ことりっぷ 山形 米沢・鶴岡・酒田

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まず霞城公園があるぜ

駅からほど近い距離にある「霞城公園」ですが、こちらは山形城の跡地がそのまま公園となったもの。なので石垣とかも残ってる。

最上義光公の像もあったりして、なかなか見所も意外とあるんだけど……この公園のすげえところはここからだ。

霞城公園敷地内に済生館というものが

この済生館というのが、まあ昔の病院ですね。今は元あった場所からここに移築され、中は山形の郷土資料館になっている。

建物自体もなんだか明治や大正って感じのレトロモダンな佇まいで、中に展示されているものも医術関連をメインにしつつ、山形城の歴史も展示。

んで結構衝撃なのが、記憶が定かなら入館料無料なんだよね。そのくせ展示物の量も質も結構なもので満足度高いっす。

さらに公園内には山形県立博物館まで

この公園だけでどんだけ見るものあるんだって話ですが、博物館もある。

国宝になった土偶「縄文の女神」をはじめ、確か自然関係の史料がかなり豊富だったかなあ。
あと特別展が結構いいやつやってることがあって、前に行った時は蝶の標本が凄まじい数展示してました。多分日本でも屈指の収蔵数で、世界の美しい蝶の標本が一斉に並んでいるのは壮観。とにかく綺麗だった記憶がある。

あとこっちもめちゃくちゃ入館料が安くて、300円。蝶が見れた時も変わらず300円。
正直もっと取っていいと思いますけどね。山形のこういう施設、全体的にサービス精神凄い。

なんか「濃い」最上義光歴史館

霞城公園のすぐ隣あたりにあるのがちょっと面白い「最上義光歴史館」。
なんかこの施設はテンションが高いというか、実際自分が行った時もこちらが頼んでないのに施設のオッチャンがノリノリで解説してくれた。

最上義光というと、仙台住みとしては伊達政宗とも浅からぬ関わりの人物なので一見の価値アリかと。

展示物の内容は若干武具寄りでしょうか。刀が結構置いてあったと思う。
でもその辺も吹き飛ぶオッチャンの楽しそうな話しっぷりね。やっぱり地元の人にとって最上義光は特別なんだろうな。

ここも入館料無料。山形恐るべし。

最上義光のとなりに山形美術館

どうですか、美術館もすぐ近くにある。もう霞城公園とその周辺だけでお腹いっぱいってくらい知の旅行が可能です。

ここはねえ、正直あんまり美術館詳しくないせいで語れないけど……以前もののけ姫とかの背景美術を担当した山本二三さんの原画展的なやつをやってて、あれは楽しかったなあ。
もののけ姫の背景、それだけで一気に世界に入り込めることを改めて知った瞬間だった。

ちなみに今調べたら、入館料は500円だそうで。ことごとくリーズナブルだなあ。

他にも色々ある

あとは山形駅から少し離れるけど、なんとか徒歩圏内なあたりに山形の旧県庁だった建物の中を見学できる「文翔館」ってのもあります。これも無料。マジでお金取らなくていいの……?
ここは実写版「るろうに剣心」の撮影にも使われたりしていて、かなり雰囲気ある建物なので足を伸ばしてみるのもいいかも。

他にも少し遠いけど、千歳山という小さめの山もある。ふもとにある千歳山こんにゃく店の玉こんにゃくも美味です。

こんな感じ

とりあえずここまで紹介したもの、仙台からスタートだと日帰りで余裕で回れるような密度と距離感に集まっている。

霞城公園→済生館→山形県立博物館→山形美術館→最上義光歴史館→文翔館→駅前でラーメン→帰る
みたいなことはふつうに出来る。

当然駅ナカでお土産も買えるし、日帰り旅行するにはもってこいの山形。
むしろ仙台を支点に何日か旅行するよ、みたいな人にも、そのうちの1日を山形……とか全然アリだと思いますよ。仙山線なら途中に山寺もあるしね。